42 💍
--
42 💍
- 4
- 0
- 0
台本42
🌹「ええ、そうよ……その通りよ」
💍「やっぱり、」
🌹「でも、こんな暗くて気持ち悪い場所で、美しくなく死ぬのなんてイヤ。それに……私はある人に見つけてもらえないと話しにならないの。
だから、今は、死にたくない。」
🌹私は、しっかりと今の気持ちを伝える。マスカラもファンでもチークも、涙で酷い有り様になって、化け物みたいな顔面になってると思うけど。天使ちゃんはうつむき、プルプルと肩を震わせている。そして、次の瞬間、大きな笑い声が部屋中に響きわたった。
💍「……フフ、アハハハハハ!」
🌹こ、この子、なんで笑ってるの?どこかに笑う要素あった?
💍「はーっ、死ぬのに拘りがあるなんて……リボンちゃんって面白いね~!……うん、きーめたっ!生き残るの手伝ってあげるよ!」
🌹新しいオモチャを見つけた、と言わんばかりの目で私に笑いかける。少し前まで、この子可愛い~、それでいて頼りなる~とか思ってた自分を殴ってやりたい。コイツはとんでもないサイコパスよ。
💍「とりあえず、お化粧、落としてきたら~?酷いことになってるよ!」
🌹そうして、彼女は保健室内にあるトイレを指差す。やっぱり酷かったのね……
🌹「それじゃあ、お言葉に甘えてぇ」
🌹私は、汚れた顔面を工事するために、颯爽とトイレに籠った。
Comment
No Comments Yet.