10-8 👑👔
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10-8 👑👔
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【10-7】
👑「綾小路君。キミはこのプロジェクトに携わって何年になる?」
👔「5年…いえ、もう6年ですね」
👑「ここまで、長かったかい?」
👔「……いいえ。あっと言う間でした」
──👑ゆっくり珈琲を飲んで、カップを置く
👑「一人娘と離れるのはさぞかし辛いだろうに、おくびにも出さないキミを尊敬するよ」
👔「最初からそれが条件でしたので。6年あれば、覚悟も決まります。今更物惜しみなど…」
👑「キミは要人向けのシェルターに、彼女はコールドスリープに。ふた手に分かれた方が家名を残せる可能性が上がる……かもしれないしなぁ (揶揄する口調)」
──👔ヒュッと短く息を吸う
👔「……人間の歴史が終わろうという時に、家名など」
👑「おや、キミはプロジェクトの成功を期待していないのか?」
👔「私は、昔から夢見る事が下手なのです」
👑「フン、……小さい男だ (見下す口調)」
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