愛燦燦

小椋佳　美空ひばり

🙇‍♀️⚠️キャプ長いです⚠️🙇‍♀️ 大学を卒業したばかり、老人ホームで働いていた時のこと。 慣れない仕事に何をするにも手際が悪い上、ミスばかりですっかり自信を無くしていた。 そんな時に、イベント「ラウンジ」なるものがホームで開催された。 スタッフがスーツやドレスを着飾り、入居者さんをもてなすイベントだ。 企画の段階で、 「優花さん、大学でアカペラやってたなら、何か歌ってよ」 と先輩スタッフに声をかけられた。 今は仕事でいっぱいいっぱいだし、グループではいつもバックコーラスだったし、まして人前でたった1人で歌うなんて…😱ﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘ!! と思ったけど、上手いこと乗せられて歌う羽目になってしまった。 その時に歌ったうちの1曲がこの「愛燦燦」だ。 練習もそんなにできなかったが、入居者さんたちに楽しんでもらうために、なんとか歌詞だけは覚えて精一杯歌った。 でも、やっぱり当時の私は歌が下手だった😂 ところが、聴いていた人たちは違う印象を持ったようだった。 いつもイベントにシビアな評価を付ける入居者のおじいさんが 「あんたはすごい！他の子とは違う！」 と、べた褒めしてくれたのだ。 それも、その日から何日も何日もに渡って。 別のスタッフは 「うちの担当の入居者さん、5秒も経たないうちにさっきの出来事忘れてしまうのに、あの日は寝る間際までラウンジのこと覚えてて『あの歌の子はまた来てくれるんか？』って何回も聞いてきたのよ！」 と教えてくれた。 自分の歌なんかでそんなに感じてくれる人がいるとは…と、胸が熱くなった。 また、それをキッカケに、「もっと歌が上手くなりたい」と思うようになった。 「人に何かを伝えたい」というよりは、「自分に自信を持てる何か」が欲しくてそう思った。 それから、ボイトレに通ったり、ゴスペルクワイヤに参加してみたりして、色んな歌を歌った。 nanaでも、納得いくテイクが録音できるまで何十回も歌い直す。 そうしているうちに、何年もかけて歌が上達してきた。(と思っている) たまたまnanaを開いた時にこの伴奏が目に止まり、そんなことを思い出した。 最近また自信を無くすような出来事があったが、この時のことを思い出して前に進もうと思う。 サイモンさん、素晴らしい伴奏ありがとうございました😌 #サイモン伴奏 #愛燦燦 #小椋佳 #美空ひばり