心配症と虚言癖 #1
▶:〇〇様/▷:〇〇様/◎:〇〇様/BGM:△△様/台本:子餡
心配症と虚言癖 #1
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『 君がもし明日晴れると言うのなら、
僕は傘を持って君の元へ向かうよ。 』
虚言癖の女の子と心配症の男の子の青春群像劇。
登場人物:
▶:楠 真白(くすのき ましろ)
虚言癖の少女
高校2年生
根拠のない自信を述べる、本当は自信のないことの裏返し
▷:目黒 進(めぐろ しん)
心配症の少年
高校2年生
入学当初、自分に不都合な校則を変えさせたことで有名
◎:東堂 日鞠(とうどう ひまり)
茶道部の部長
高校3年生
大人しい性格で責任感がある
場面:
生物第2準備室、爬虫類同好会の部室
以下、台本。
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▶:あっ、遅ーい。
▷:ん?お客さん?
▶:依頼人だよ、依頼人。私たちは探偵部なんだから。
▷:そんな部はありません。ここは爬虫類同好会です。
▶:嫌いなの、その名前。かっこよくないじゃん。
▷:しょうがないでしょう?顧問を引き受けてくれた生物の丸山先生が爬虫類好きで、世話する代わりに同好会を認めてもらってるんですから。
▶:それでも嫌いなの。ほら、今日は依頼人が来てるんだから、探偵だよ、探偵。
◎:あ、あのー。
▷:あー、すみません。今日は何の御用で?
◎:あ、私、茶道部3年の……
▷:東堂 日鞠さん、ですよね。
◎:は、はい。今日は学校のことなら何でも知ってると名高い目黒くんにしか頼めないお願いがあって。
▶:(小声)私が部長なんだから、私が聞くー。
▷:(小声)ちょっと黙ってて。
▷:それで、お願いと言うのは?
◎:「棗」を見つけて欲しいんです。
▶:なつめ?誰かの名前?
▷:抹茶を入れる茶器ですよね。
◎:あ、はい、それなんですが、昨日、備品の整理をしていたら1つないことに気づいて。
▷:んー、いつ失くなったのか分からないのではどうしようも……
▶:大丈夫、必ず「棗」くんは見つけてみせるから。私たちを信じて。
▷:また、根拠のない嘘を。まあ、真白さんがこう言うんで、任せてください。
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#テーマソング募集
誰か声や音をつけて「ただの文字」を「素敵な声劇」にしてやってください!
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