【声劇台本】きっと、そんな日があってもいい
読み手:〇〇様/BGM:△△様/台本:子餡
【声劇台本】きっと、そんな日があってもいい
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#テーマソング募集
誰か声や音をつけて「ただの文字」を「素敵な声劇」にしてやってください!
一人称等の内容に関係のない部分は自由に変更してもらってかまいません。
始まるタイミング、間のとり方、抑揚、全てお任せします。
以下、台本。
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今日は会社をサボった。
スーツを着て、髪を整えて、あとは靴を履いて家を出るだけだと思ったら、靴下に穴が空いてたから。
上司に電話で「高熱が出たので休みます」と留守電を入れる。
「あ~〜〜、ひっさびさの海だ。」
電話した後は直ぐに着替えて、車を走らせた。
市街地を抜けて、山を超えて、2時間ほどして海岸沿いの道路まで来た。
「う~〜〜、寒い〜〜〜。」
冬の海には人っ子ひとりいなくて、目前に広がる砂浜を独り占め出来た。
「『もっと給料よこせ』っと、よし!」
砂に大きな文字を書いて、海に向かって「バカヤロー」と叫ぶ。
明日は平日で変わらず会社はあって、電話にも出ない上司と安月給で働かされる。
小さな気持ちで衝動的に海を見に来た、そんな日に何の意味もない。
それでも
きっと、そんな日があってもいい。
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