【声劇】幸いは、よだかの星の如く
台本(花淵菫)/BGM(haruki)
【声劇】幸いは、よだかの星の如く
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僕の切符は、何処へでも行ける特別の物。
夜空に抱かれて、幾つもの夢を見た。
星明かりの如く、眩く煌めき、過ぎ去る人々を見送り、窓枠をなぞる。
僕は何処へでも行けるのだ。
──本当の幸いとは、何だろうか?
昔は良かった。仕方がなかった。
誰のせいでもない。けれど、僕のせいでもなくて。
美しい人生(ものがたり)は、奇跡的な出会いを生み、過ぎ去って行く。
──本当の幸いとは、何だろうか?
終わらない夢に囚われること。
君という名の幻影に寄り添い、旅を続けること。
──本当の幸いとは⋯⋯
水面に揺れる君を掬い、君の手を離すこと。
僕だけの痛みを受け入れ、僕自身の幸いを見付けること。
何処へでも行ける。何処でも降りることが出来る。
決めたんだ。生きて行くと。
そして、カムパネルラ⋯⋯何時か君と、よだかの星を見つけるんだ。
「君は今夜、かけがえのないものを救ったんだ!」
「君にも、そう思える?」
「全ての人生(ものがたり)は美しいんだ!」
「ああ」
「君は間違っていなかった!」
「うん」
「幸いを知っていたから!」
「ありがとう」
※銀河鉄道の夜、及びよだかの星は、著作権が切れております。
先日、あの高校生演劇の台本を書いた方からコンタクトいただき、一人用の朗読劇の台本を書き始めました。
花淵菫(Patch Music)は、一緒に活動していただける声優、ボーカルを常に募集しております。
もしよろしければ、お声掛けください。
お借りした音源タイトル
ポーション@bgm
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