【一人声劇】君が窓辺にいる時は、

読み手: きゅう ／台本:U.

ありがとうございます。 昨晩、新作の声劇見てたらお見かけして。 興味惹かれて。朗読させて頂きました。 秒数の指定はなかったので。好きな感じに読ませて頂きました。キャプのあらすじを読んで。色々考えながら、楽しかったです😊 たまに悲しい声劇、読みたくて💦昨日の優しい声劇の後に朗読したと思うと。なかなか味わい深いかも！笑 元気なので心配なさらず😅 ありがとうございました🙇‍♂️ 君が窓辺にいる時は、酷く悲しいことがあった時だ。 「おはよう！…今日もいるんだね。どうしたの」 君は声を殺して泣いていた。 僕はその震えた肩をそっと抱きとめた。 君が窓辺にいる時は、酷く落ち込んでいる時だ。 「こんにちは！どうしたの、元気ないね」 君は果物ナイフを手に取って、その鋭い切っ先を熟れたりんごに突き刺して泣いた。 黒い服は、君には全く似合わないよ。 君が窓辺に…いないことは、ここ最近なかった。 だから僕は心の底から安心して、踵を返そうとして、聞こえた。君のかすれた声が。 「私、あなたの声が聞こえないのがすごく寂しかったの」 何もかも昨日と変わらない君が目の前にいた。 僕の隣でそう言って笑う君に、僕は酷く絶望した。 BGM:DOVA-SYNDROME様「木漏れ日」 #一人声劇 #声劇 #ゆーのせかい #悲しい #シリアス