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第三章第二幕 「キーアイテムと封印の使命」
場所:空岬アマノウ 路地裏
時間:昼
「いま、地上では魔物たちの力が強大化し、世紀石の力がとても弱まっているんだ。このままではやがて封印は解かれて、魔物たちが世界を滅ぼすだろう。そうなる前に、魔界の扉の封印を新たにしなければならない。そのためには」
ローブの少年は、持っていた鞄から1冊の本を取り出した。
手のひらで、その群青色の表紙をなぞってゆく。
「世紀石に選ばれた【宝玉書の読み手】が、賢者たちが残したこの宝玉書を解読して、封印の方法を確かめる必要がある。
解読には、8つのキーアイテムが必要で、それらは封印の時代にこの天空に収められたという。
だが時は経ち、言い伝えは歴史にのまれてキーアイテムの所在はあやふやに。
キーアイテムを探し、宝玉書を解読する。
それが、ボクが天空に来た目的。
しかし、封印が弱まった隙をついて【ガンクゥ】という強い魔物が、自分の【影】をこちら側へ送り込んできたんだ。そう、あなたが先程戦ったのは、そのガンクゥの影だ。」
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