♥声は出さないで
♥やり切れなさに 沈黙で叫んだ
♡言葉なんて
♡ここじゃ全く役に立たないことは
♥わかっているだろう
♡何を口にしても
♡味がしないな
♥まるで粘土細工のようだった
♡夜の塊 追い回されて 嵌る水溜り
♥泣き出した女の子が言った
♡「どうしてこんなにかなしいの?」
♥下を向いたままで答えた
♡「君もすぐに慣れるよ」
♥鮮やかが煩い公園でシーソー
♡穏やかな心が回転しそうだ
♥涙みたい きらきら 二人照らす鈴灯
♡淡い淡い闇の中へ 泳いでいくからついておいで
♥固く繋いだ手はずっと離さないで
♥ねえまだいるかい
♡長い長い道の端を 爪先で歩く 靴は要らない
♥最後の時までその目は離さないで
♥ねえまだいるかい
Comment
No Comments Yet.