第0章 白き月の夜の魔女集会 Epilogue
The Epic of Harmosphere 第0章
第0章 白き月の夜の魔女集会 Epilogue
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「うぅ……ん」
リュヌはベッドの上で目を覚ますと、まだぼんやりとした目をくしくしと擦る。窓を見れば西の空に大きな白い月が沈もうとしている。
リュヌが夢の中で時間を飛び越えるには、自分と同じ名前の「白い月」に力を借りなければならない。だから白き月の夜が終わって月が沈んでしまったら、またしばらく……1年間、お友達に会うことは出来ないのだ。それまでリュヌはまたこのお部屋で一人ぼっちだ。
「楽しかったねぇ……」
大変なこともあったけれど、最後には素敵な音楽の中でたくさんのお友達が笑っていた。今年の白き月の宴もとても楽しいものになった。
そうやって思い出を振り返っていると、さっき別れたばかりなのに何故かまたすぐに皆に会いたくなってしまった。
「…………」
リュヌはベッドから立ち上がると、扉の前に立った。パパとママに出てはいけないと言われているお部屋の扉。でも。
「リュヌは皆と一緒にいたいなぁ……」
リュヌはそっと扉を押した。
皆また会おうねぇ。リュヌは皆に会いに行くよ。
第0章 白き月の夜の魔女集会 ─END─
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☪︎素敵な伴奏ありがとうございました☪︎
おちゃさん。様
https://nana-music.com/sounds/0600de8b
☪︎ 𝕋𝕒𝕘 ☪︎
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