【二人声劇】先生と生徒

「」 『』

「先生、ちょっといいですか」 『なに？』 「あの……俺」 『何度言われても答えは同じだよ』 「今はダメでも…卒業したら」 『先生はね、約束できないことはしないの』 「俺のこと嫌いですか」 『生徒として好きだよ』 「……彼氏いるんですか」 『いないけど、君の気持ちには答えられない。今もこの先も』 「先のことなんてわからないじゃないですか。卒業して、社会人になって、そしたら」 『先のことなんてわからないから約束できないんだよ』 「先生はずるいです」 『ずるい？』 「俺に優しくするから……その気もないくせに……俺の気持ち気づいてるくせに」 『先生はね、君だけに優しいんじゃないよ。"生徒"みんなに優しくしてるの。君は勘違いしてる。』 「……どうしたら振り向いてくれるんですか」 『それは先生にもわからないな』 「俺は本気で言ってます。適当に返さないでください。」 『適当に返したつもりはないんだけどね』 「……好きです。」 『……』 「好きなんです！先生のことが！」 『うん、ありがとう。気持ちは嬉しいよ。』 「卒業したらでいいです。社会人になって先生に振り向いてもらえるような男になります。だから」 『……』 「待っててください」 『……』 「必ず、迎えに行きますから」 『君は、』 『本当に、困った生徒だね。』 ✄---------------------------------------------------------------- 「」:生徒 ・担任に恋をしてしまった ・何度告白しても振られてる ・諦める気はないようだ 『』:担任 ・生徒としかみていない ・何度告白されても答える気は無い ・どうにかして諦めさせたいようだ 【STORY】 恋を教えたつもりはなかった。君はまた今日も私に気持ちをぶつけてくる。何度断っても、少し冷たく返しても、諦めないで、何度も。君が諦めるまで私はあと何回振ればいいんだろうか。 "俺は諦めません。先生のことを" #声劇 #声劇台本 #二人声劇 #ponの台本