【二人声劇】憂いと血の眷属
読み手: 台本:砂糖水
【二人声劇】憂いと血の眷属
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気まぐれから始まった
「」▶︎
『』▷
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▶「貴様…名はなんだ」
▷『ナ…?ア…ウ…』
▶「言葉を知らないのか…何かの縁だ、貴様に名を与え我が眷属としよう
貴様の名は…」
▷『…主様…起きられましたか?』
▶「ベル…君の夢を見ていた」
▷『私の夢を…?』
▶「あぁ、君に出会い名を与えたときの夢だ」
▷『もう15年も前になりますね…
あの…主様、空腹ではありませんか?』
▶「あぁ、そうだな…」
▷『では、私の血を…』
▶「いつも言っている
君の血を吸うつもりはない」
▷『…主様はなぜ私を眷属にしていただけないのですか』
▶「我々は血を啜る限り生き続ける…
その間に友を失い、人と戦い、多くの悲しみを背負ってなお
甘美な血の誘惑に勝てはしない…
そんな醜い存在になどなることはない」
▷『主様は醜くなどありません…
私のことを救ってくださいました…
私は、ただあなたと生きていきたいのです
その悲しみを共に…背負いたいのです』
▶私は恐ろしいのだよ、ベル
君の人としての幸せを奪い取ってしまうのが
▶絶対にあなたを一人にはしません
それが私にできる唯一の恩返しだから
※同時
▶だから君はこのままでいておくれ
▷だからあなたと同じにしてください
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