Memorial《Last sound》
contrary
Memorial《Last sound》
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正反対だとしても、抗ってみせる!!
皆様こんばんは。contrary-対のウタ-です。今回が最終話となります。ぜひ最後までご覧くださいませ。
໒꒱Setting
_____世界最大のアイドル都市、"Dream City"。
ここにはアイドルのみが住むことを許され、同時に活動はここでしか許されない。ファンは毎回アイドルを映像で観て楽しむのだ。
アイドルになる為の審査をくぐり抜けた者はたくさんおり、数が増え過ぎたために、都市はアイドルに"愛称"と声の"分類"をつけ、管理を始めた。
それからというもの、対の声と分類されたアイドルグループが次々と都市の圧力により解散、同じようなアイドルばかりが残るようになり、アイドルブームは衰退していった。
そんな時に、ハクとクオンはアイドルを志し、Dream Cityに足を踏み入れた。
周りが辞めていくなか、対の声を持つ二人は堂々とステージに立ち、マイクを持ち。
対の声を、だけれど同じ志しを持つ歌声を、ステージに響かせた______。
✦Short Story
No side
contrary×correct rightsの合同ライブは大成功をおさめ、アイドルファンやアイドルたちは大いに盛り上がった。
このライブは互いのファンが増えるきっかけにも、アイドルが増えるきっかけにもなった。
ライブでは、contraryが後日現都長から表彰されることが発表されたり、contraryとcorrect rightsのコラボ曲が出ることが公になったりし、Dream Cityは確実に以前以上の活気を取り戻そうとしていた。
___そして、ライブから数日後。
ハクとクオンは、半日分の時間だけもぎ取った休憩時間をだらだらと過ごしていた。
ふにゃりとくつろぐふたりは、ちょっとした休憩時間にここまで溶けてしまうほど、かなり多忙な日々を送っている。
しかしそれは、ふたりにとって嬉しい悲鳴であった。
「うぁークオンー、そこのお菓子とってー」
「はい」
「んーあんがとー」
ハクはゆるゆるとした口調のままお菓子を受け取り、寝転がったままもぐもぐと咀嚼した。
「起き上がって食べないと体に悪いよ」
「きょーくらいいよー」
「…まあ、そうだね」
紅茶を一口飲んで息をついたクオンは、ふと窓の外を見上げた。
彼女の視線の先には淡く輝くネオンの光がある。
「…この辺もすっかり元通りだね」
「だねー。えへへ、いろいろ上手くいってほんとによかった」
「うん。…これこそ、あの日憧れたDream City、だよね」
「…うん。」
頷いたハクは、ぐっと体を起こし、クオンに向き直った。
「ほんとにありがとね、クオン。成功してよかった」
「こちらこそ。ほんとにね。これからもよろしく、ハク」
「もちろん!」
___彼女たちの叛逆は、Dream Cityだけではなく、いろいろな人々を救う結果となった。
やりきれたこと、諦めなかったこと、人々を救えたこと。
ふたりはそのすべてを誇りに思いながら、今日も笑顔と対のウタを、響かせる___。
fin.
໒꒱Idol Roster
contrary
🌷光石 恋白 cv.莉夢
「わたしたちの歌で、みんなを幸せにできたら…それ以上嬉しいものはないね〜。だから歌うよ〜、正反対だ、合わないと言われたとしても、クオンと一緒に!」
アイドル名 白"HAKU"
歌声のタイプ 光
パートナー 黒"KUON"
🥀城影 黒音 cv.琉伊
「あたしたちの歌で、みんなに幸せを与えたい!!その為にあたしたちは歌う!全力で!合わないなんて、そんなの決まってない。…たとえ前例があったとしても、それはあたしたちじゃない!だからハクと歌い続ける!」
アイドル名 黒"KUON"
歌声のタイプ 影
パートナー 白"HAKU"
✦Rival group"correct rights"
🌸桃園都姫 ももぞのみやび
「アタシ達に勝とうなんて、ムボーなこと言っちゃって♪だぁいじょうぶよ、そんなに頑張らなくてもっ。アタシ達が潰してあげるから♪」
アイドル名"都姫"
歌声のタイプ"色"
パートナー ルリ/アカリ/優里沙
気の強いcorrect rightsのリーダー。甘くも凛とした声を持つ。かっこいい物、人に目がない。都市も反逆者にもあまり興味はない為、オフの時はわりと気さくだったりする。プライドがかなり高い分、実は誰よりもメンタル面が弱い。
🌙彩黄琉梨奈 あやきるりな
「キミ達、"DreamCity"がどうしてまだ息をしているのかわかっているのか?…そうそう、都市のおかげだ。わかってんじゃん。それなのに何、抗うって。面白い冗談だ!_____今すぐ辞めさせてやるよ」
アイドル名"ルリ"
歌声のタイプ"色"
パートナー 都姫/アカリ/優里沙
中性的な声を持つcorrect rightsの王子。男性のような話し方をし、熱血で優しい性格をしている。自身が尊敬する都市に対して反抗しているcontraryに冷たい態度をとっている。スポーツ関連を好む。実はかなりの妹気質。
💧水谷あかり みずたにあかり
「あーむっ。もぐもぐ…んー、今日もおいしいなぁ〜。え?あー、あかりその潰すとか潰さないとか特に興味ないんですよね〜。だってあかり関係ないし?…でもあかり、反逆者とか大っ嫌いなんだよね。だからさ、____消えて?ね?」
アイドル名"アカリ"
歌声のタイプ"色"
パートナー 都姫/ルリ/優里沙
何事にもあまり興味を示さない、ふわふわと可愛らしい声の持ち主。ただし、それで成り立っているのにそれを邪魔するもの(反逆など)に対してはかなりの反抗心を見せる。余計なことが大嫌い。ハンバーガーはあかりの大好物。
🍀茶緑優里沙 さみどりゆりさ
「どうして反逆するんですの?わたくし達だけがアイドル。それを都市様は望んでる。都市様が間違っているはずありませんわ。変なことをおっしゃっている暇があるなら、さっさと荷造りでも始めたらいかが?」
アイドル名"優里沙"
歌声のタイプ"色"
パートナー 都姫/ルリ/アカリ
誰もが知る企業の社長令嬢。優雅で落ち着いた声を持つ。弱々しげな話し方をするが、それは話し方と雰囲気のみで、言葉は鋭く容赦がない。自分と仲間こそ絶対という思考を持ち、そのほかをひどく嫌う。苗字に緑が入っているが、緑色は嫌いらしい。琉梨奈と同じく都市を尊敬している。
都市の長
👠満嶋 雛香 みつしま ひなか
Dream Cityの都長。アイドルを嫌っており、前任の父親から都長を引き継いですぐに"整理"を始めた。自分の思い通りにならないと周りに当たることが多く、秘書は何度も変わっている。
✦lyrics
🌷いつもの"おはよう"でさえ
あたりまえじゃなくて
🎤ステキな奇跡だったんだね
🥀少し照れくさいけれど
ちゃんと伝えたいよ
🎤君に"ありがとう"
🌷一人より二人で
二人よりもみんなで
🥀繋いだ絆はそう
いつまでも変わらない
🎤メモリアル
🎤はじめての ドキドキ思い出して
🥀何もかも輝いて 無敵にだってなれた
🎤これからも どんな未来が来ても
🌷想い出は胸の中 キラキラきらめいているよ
🎤いつまでも
ずっと プリパラドリーム
これにてcontraryの物語、そしてcontrary-対のウタ-は完結となります。ありがとうございました。contraryの2人、そしてcorrect rightsの4人はこのあともアイドルとして輝き続けるでしょう。よろしければ今後も彼女たちを応援していただけたら幸いでございます。最後に、correct rightsの面々の"約束"の対価を載せたいと思います。改めまして、約2年半、本当にありがとうございました。
2022.08.31 contrary-対のウタ-主催琉伊
それぞれの都市との"約束"を守った際の対価
都姫➸もともとアイドルになるのが夢だったが、Dream Cityのアイドル試験に落ちたことで叶わなくなったという過去がある。対価は解散後も都市所属ソロアイドルとして活動すること。
琉梨奈➸都市の良いポジションに就職すること。実は親や兄弟、親戚揃ってエリートだが琉梨奈だけ勉強が不得意で、勘当寸前までいっていた。この対価と引き換えにアイドルになることを相談。必ず成功させてこれ以上泥を塗るなと言われていた。
あかり➸ホワイトで変わり映えのない会社への斡旋。何にも巻き込まれたくないし、ちゃんとした時間でほとんど同じ作業を繰り返すような仕事に就くのが彼女の夢。転勤族で多種多様な地域に短い期間ずつ身を置いて、たまに要らないことに巻き込まれてという変化の多い学生時代を過ごしてきた為、安定した平和と変わらない日常や作業、ある程度の自由が欲しかった。彼女が叛逆や余計なことを嫌うのは、それらが"変化を齎すもの"だから。
優里沙➸優里沙が茶緑の長となる日に都市直々に茶緑家と契約し、都市の傘下に茶緑家を入れること。茶緑家は今でこそ大企業ではあるが、後ろ盾が弱い状態だった。そこで都市の傘下に入ることで大きな後ろ盾を得るという対価を要求した。優里沙はこれを親に話し、アイドルとして活動している。contraryが潰れ、correct rightsの解散の翌日には優里沙がトップに立つことになっている。しかし、本当の優里沙の願いは別にあり…。彼女は、令嬢を辞めたかった。トップなぞ御免だったが、そういうわけにもいかずこの願いを申し出た。
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