アゼリア
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アゼリア
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イズレン「最近コウモリが多くない?」
ぺぺ「確かに…夕方くらいからホウキで飛ぶのも難しいですだ」
アゼリア「やっぱりか…」
イズレン「?寮長何か知ってるんですか?」
アゼリア「いや、気のせいならいいんだけど…」
ぽよんぽよん(SEスライムの足音)
アゼリア「ん?スライム…俺に手紙?」
ぺぺ 「珍しいですだ」
イズレン「誰からです?」
アゼリア「実家からだ…」
ぺぺ・イズレン「実家!?」
アゼリア「ああ、一度帰って来いって」
イズレン「寮長って確かダンピール…つまりヴァンパイアハーフでしたよね」
アゼリア「ああ、うん。ハーフだし、人前で血とかは吸わないけどな!」
イズレン「じゃあ、すごいおうちに住んでるんじゃ…」
ぺぺ 「す、すごいおうち!?お城か!?お城なのか!?」
アゼリア「いや、そんなすごくないって。小さな城だよ」
ぺぺ 「お城〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」(SEキラキラ音)
イズレン「ぺぺちゃん興奮しすぎ(笑) なんでこんな時期に?って、
聞いていい感じです…?」
アゼリア「詳しくは話せないんだけど、先代が起きるんだと。
んで、実家で盛大に祭りをするらしい」
ぺぺ 「すぐ帰って来れるのか…?」
アゼリア「ちょっと遠いし、宴会は何ヶ月もかけてやるから…
すぐって訳にはいかないな」
イズレン「寮長がいなくなるとは…不安ですね」
ぺぺ 「さ、寂しいですだ…」
アゼリア「大丈夫だって!先生たちもいるし、他の寮長が面倒みてくれるだろ!」
ぽよんぽよん(SEスライムの音)
アゼリア「おー、お前たちも居たな!頼んだぞ、スライム!」
イズレン「こうして、ゴーレム寮寮長、アゼリア・シュルクは実家へ向けて旅立った」
ぺぺ 「早く帰ってきて欲しいな〜!お土産も楽しみですだ!」
アゼリア「ひっさしぶりに親父の顔でも拝みに行くか!待ってろよ〜!」
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