怪盗と令嬢
怪盗【】令嬢【夏芽朱夏】
怪盗と令嬢
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(ガラス割れる音の後)
令嬢:私の退屈な日常は月の綺麗な夜、突然に終わった。
怪盗「はろ-、はろーお嬢さん! 攫いに来たよ!」
令嬢:それはもう楽しそうに笑いながら現れたその人は、一度も外に出たことのなかった私の手を引いて、なんと窓からふわりと飛び降りたのだ!
(1:08)
令嬢「すごい! すごいですね! 屋根の上なんて初めて走りました!」
怪盗「たのしーでしょ? 遠くまで見渡せるし風が気持ちいいし」
(0:59)
怪盗:彼女は初めてのものを見る時、いつもきらきらと目を輝かせて笑う。あれは何? これは何? それに答えるたびに彼女はまた笑う。
(0:48)
令嬢「わあ! 海って本当にどこまでも続いてるんですね」
怪盗「どこまでもってわけじゃないよ。ずっと行ったら隣国につくんだ」
令嬢「隣国……。私たち、どこまで行くんですか?」
怪盗「そりゃもちろん。君が望むならどこまでもさ!」
怪盗:そう、どこまでも行くんだ。籠の中の鳥はいつか飛び立たなくちゃいけない。その羽は使わなければ意味がないんだから。
(0:20)
怪盗「どこまでも行こう。君は、この空の下が一番似合うんだから」
令嬢「貴方が連れて行ってくれるんですよね?」
怪盗「勿論。それが、君の望みとあらば」
(0:09)
令嬢「『怪盗と令嬢』」
怪盗「これは怪盗と令嬢が世界中をめぐるお話」
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