※最後なぞのぶつ音
歌ってたら創作意欲湧いたのでトーカ
台本作るにはあまりにもお粗末なのでここで供養します
鳴り止まない。うるさい。
鳴り止まない鳴り止まない。うるさいな。うるさい。
錆びた黒いサイレンから音が鳴り止まない。
私たちは知っている、散々聞かされてきた。
世界が終わるのだ。
終わり方なんてどうでもいい、ただ、終わる。
富裕層はとうにどこかの星に行ったようだ。
AIだか機械だかと仲良くして、正しく生きられる道へゴー。
あーあ、知らないうるさいな、うるさい。
船長に電源を落とされてしまえばいいんだ。
でも、頑張りの結果なのかな。
文句言えないや。
どうせ終わったら忘れるんでしょ、いいか。
どう生きてきたかなんてどうでも良かったけれど、こうなると流石に。
意味なんてないのに、意味を見出したくなってしまう。
どんな人生でしたか?
どこかの占いで見た、【あなたの人生はどんな花?】
私はなんだったっけ。
散々迷惑かけてきたからきっとこんな黒色の花。
美しい?笑わせる。
影響されて、悩んで、色々混ざって気づいたら、こんなに。
でも、知ってる。
もともとはね、あの花だった。
生まれた時に、約束した。
「幸せに生きられますように」
ゆびきりげんまん、嘘ついたら針千本飲ます。
でもね、それなりに幸せ、だったはず。
教えられて、頭良くなって、ひとりぼっちになって。
色々、逃げながら、だから、悪役の黒花。
幸せだった、だけれども、例えば、あんな人生だったら。
逃げずに、向き合っていたら。
あなたのように。
もっと綺麗に咲かせていられたのかな。
ごめんね、なんて言えないから。
鳴り止まないサイレンに、文句くらい言わせてよ。
終わるその時までに。
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