北の国から ’22夏

さだまさし

いや、けどな？もっと聴きたいってもだぞ？実際、富良野に行ってみれ？な？駅降りたっけもうそこらじゅうから「北の国から」、流れてくるんだわ。 そんでお前、タクシー乗ったけ運転手さんが「私ら毎日これ聴いて、朝から晩まで。もっと他になかったんですかねえ」って。「さださんに言っといて下さい」て、まあ無理もないわなあ？歌詞もない歌をだぞ？♫あ～あ～あああああ～ああ～♫の繰り返しで、四六時中、それもあの、若い頃のかすれたような、さだの声でだぞ？（笑）　でもそれだけ、やっぱり、名曲なんだな？（拍手）

けどな？いや、この際だからはっきり言っておく。あのな、おれはな、さだはな、嫌いなのな？（観客、えー！？）　違うんだ、俺は嫌ってるのに、あいつが慕ってくるんだ。例えばあれだべ？さだが作った歌が、俺たち北海道の、な、今や代表曲だべ？松山千春でも、みゆきでもなく。な？♫あ〜あ〜、あああああ〜♫って。（観客、拍手喝采）まあまあまあ。俺の方が上手いべ？（笑）けど、いい曲作るよな？うん。そこは俺も認める。な？

いや、あのな？北海道だからってな、なんでも俺んとこに話がくるわけでないんだぞ？な？ このドラマはあれだべ？東京の、都会の、もやしっ子が。北海道の自然の、それも札幌みたいな都会でなくて。空知のだぞ？鍛えられていくドラマだったべ？ したっけ、倉本先生、テーマ曲誰に頼むかって。もう、当時、歌手で都会のもやしっ子だら、一人しかおらんべや。銀縁のメガネかけて。なあ！（笑）