朗読詩 毬藻
碧乃森 海。(鯨 勇魚。クジライサナ。)
朗読詩 毬藻
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心に栄養価不充分ですから
あたしは水面に苦しんでいる
アクリル球体中には
優しさがあるのですが
あたしが生きる為の酸素は
あなた無しでは流水無きこの場
居て欲しいにかぎるのです。
あなた、一つ確かである言葉を内面に持ち合わせています。
欲しい。あなたの優しさが欲しいよ
ね、あなたと小さなあたし
一緒になってるのはね
浮かんだ時に内包してくれるの。
そのまま、ふたり沈むなら
隠れてしまおうよ。
まあるいね。なでてあげたい。
少しづつ知る。少しづつ取り込んで。
あたしは夢中であれとつぶやき
一線を越えてしまうのです。
心から包まれそうです。
恋愛よりも、きっと良いものだから
ころん、カラカラ、ころころん。
沈み込んだ先には暗く
あなたの悲しみがありました。
知る事で伝えるあたしの為の犠牲
あなたはあたしの為
酸素を得ようとするから
あなただけ苦しんではいけない。
ですから、深層でのふたり
ひとつに、まあるいのです。
#オリジナル曲 #碧乃森
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