Mauloa.
台本:憂木通 ピアノ:きゃなめ (kyaname)様 読み手:炭素
Mauloa.
- 83
- 20
- 2
幸せは、誰かを想う気持ちと
ほんの少しの神の気まぐれ (ここ〜すき)(わかるマン)
本文
満月の夜明け 朝霧(あさぎり)晴れぬ刻(こく)。
ラナは 神の宿る瑞々しい(みずみずしい)花を、
集めていた。
想い創る、レイ。
そこへ宿る、ラウレア。
花に貝殻、海草に羽毛、鮫の歯。
彼等は、使者なのだ。
思い遣り即ち(すなわち)
決して手折られぬ(たおられぬ)優しさ
歩み寄る心跡(しんせき)が遺した音色
デュアルの息吹 麗か(うららか)に
身が浸る泡心地 慎ましく
正しいが孕む副作用燻る(くすぶる)惑星(ほし)で
果たして、永遠を誓えるか ?
ラナはね、グレースが、すきなの。
かみさま…おねがいします。
グレースと、いっしょにいたいよ。
…幼気な人の子は、こうでなければ。
ラナ。我は、御前を愛そう。
ラウレアは、御前のものだ。
そう 幸せは
誰かを想う気持ちと
ほんの少しの 神の気まぐれ。
PS
このシリーズだいぶ壺エグってくる
また撮りてえなあ!
#ピアノ #きゃなめ #声劇台本 #一人声劇 #朗読 #台本
Comment
2commnets
- タンソォ
- 憂木通詠んでくれてありがとう🌙 使者なのだ…ここのまさに天啓の様な言い方、とても良い…🫧 ラナも良い。可愛さも有りながら、ちょっと大人びた儚さを感じるね。 沢山考えてしまうほど深みのある詠みだった。ありがとう🪡