【一言声劇台本】「マスター、いつもの」
常連客 : ??? 台本,マスター : マムロ
【一言声劇台本】「マスター、いつもの」
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この一杯と一服の為に、生きてきたんだ。
この一言声劇のために、設定作ったった☆゛完全なフィクションです。煙草のSEも付けたよ?
吾妻 忠司(あづま ただし)
本名、山本 西次郎(やまもと せいじろう)。63歳。山本家の次男坊。酸いも甘いも噛み尽してしまった男。
若い頃から「ヤクザ者」のレッテルを貼られたため、地元を飛び出し住み込み付きの工場で働く事になるが、上との諍いが絶えず、退職。学を再び身に着けようにも、金がない事には何も出来なかった。金もない、職もない。街をブラブラ歩くチンピラになっていた。
そんな折、あるヤクザ者の目に止まり、若衆となる。名を吾妻 忠司と変え、そのまま階級を上り詰め、ついには関東の大親分となった。悪の限りを尽くし、刑務所にいた事もあるが、その時に出会った親友がいる。
煙草は小学校の頃に覚えた。最初はマッチだったが、階級が上がるにつれてZippoや高級なライターへと変わっていった。しかし、親友が殺された事をキッカケに、100円ライターに戻っている。
「いつ殺されるかもわからねぇヤクザもんが、高級なもん持っても仕方ねぇだろ?」
とは、西次郎の談。そんな男が、いきつけのBarに今夜は訪れる。吾妻 忠司が、山本 西次郎に戻る瞬間だ。
山本 西次郎。この男、かの清水 次郎長の末裔である。
(※なお、調べた所によると清水 次郎長には実子がいなかったそうです。あくまでもフィクションですので)
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