【中立】第2話 影と光(後編②)
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【中立】第2話 影と光(後編②)
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後編②
勢いをなくしたナタリーに、レベッカは鞄から手帳を取りだし、何かを走り書きすると、ページを破って渡す
(SE:ボールペン~破って渡す→約14秒)
【1:16~】
レベッカ「……はい」
ナタリー「………これは?」
レベッカ「………すぐには駆けつけられないけど、何かあったらすぐ連絡して。」
ナタリー「………うん。ありがとう、レベッカ。………優しいんだね」
レベッカ「面倒事は御免だから。」
ナタリー「それでもいい。次、レベッカに会う時は、きっと、前向きになるから。」
レベッカ「………はいはい。頑張れ」
もうとっくに前向きに見えるのに、ナタリーは気づいていないようだった
ナタリー「うん!」
和やかな雰囲気になったのを察して少女が恐る恐る声をあげる
【0:50~】
莉乃「あのー、私たちも自己紹介していいですか?」
律「え(今!?)」
少年の声など聞こえないかのように、少女は楽しげに話し出す
莉乃「私は倉田莉乃です!こっちは弟の律!」
ナタリー「よろしくね、莉乃ちゃん、律くん。今日は本当にありがとう。2人にもまた会いたいな」
莉乃「もちろんです!ね!律!」
律「………莉乃が言うなら」
ナタリー「仲良しなのね 」
莉乃「はい!!…あ!そうだ!この後お時間ありますか?」
律「………莉乃、まさか」
莉乃「うん!」
ナタリー「………ごめんね、私はこのあと行くところがあって、………って、時間!!ごめんなさい、近いうちにまたお礼させてね!」
ナタリーは慌ててその場を去って行った
あっという間に離れていった彼女の背中を見送って、少年は呟く
【0:04~】
律「…………嵐みたいな人だな。」
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