一人声劇「ポラリス」

きゅう /演奏 萩*様

ありがとうございます。 久しぶりに十六さんの台本、お借りしました。少し切ない雰囲気を伴いながら、優しい。最後も優しい。深海トンネルの朗読も、同じ感覚を覚えました。素晴らしいです。 ありがとうございました。 間もなく、波止場から舟が出ます。 チケットは持ちましたか？ おっと、足元が揺れるのでお気をつけください。 もう間もなく出航です。 汽笛が鳴りますよ。 三日月の舟が、星の海に漕ぎ出しました。 今夜は、雷の心配はなさそうですね。 面舵一杯、北に進路を取ります。 もう、忘れ物があっても戻れないですよ。 足りないものは、途中の港で買ってください。 ああ、アンドロメダ星雲だ。 地球がずいぶん遠くなってきました。 (0:45~) 流れ星を見かけたら、願いごとをするんです。 貴方の願い、まだ思い出せますか？ もし分からなければ、航海の無事を。 ……。 宇宙は寒いですね。 そして綺麗だ。 終点に着いたら、貴方も星になるんです。 大丈夫、貴方が置き忘れた荷物も、貴方を想って涙する人も。 みんないつか、ここに還る。 わあ、流れ星だ。 ……貴方の願い、叶うと良いですね。 (0:03~) どうか… #萩伴奏 #Aimer #星の消えた夜に #一人声劇 #声劇台本 #朗読 #十六の台本