【声劇台本】勿忘草の願い。
▷ことね:コラボ者様 ▶かい:コラボ者様 台本:宵
【声劇台本】勿忘草の願い。
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私を、忘れないでね。
▷ことね:演劇部の女の子。かいと幼なじみで部の中で1番仲がいい。かいの先輩。本当は1年前に事故で亡くなっている。しかし1年間だけ演劇部のみんなに姿が見えるようになった。
▶かい:演劇部の男の子。ことねと幼なじみで部の中で1番仲が良い。ことねの後輩。幼い頃からことねに恋をしている。
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[SE 春の山]
▶春。桜の花弁(はなびら)が舞い散る季節。
▷出会いと、別れの季節。
(1:19)同時に
▷私たちの、出会いの季節
▶僕たちの、出会いの季節
[SE セミの鳴き声]
(1:16)
▷夏。向日葵畑!
▶先輩たちの目をくぐり抜けて遊びに行ったね
[SE 体育館を歩く]
(1:07)
▶秋。全国大会。
▷私たちの最後の大会。
(0:59)
▷…私には最後の大会。
[SE 風]
(0:54)
▶冬。君は…
▷私は
(0:48)同時に
▶僕の前から、消えてしまった。
▷君の前から、消えなきゃいけなかった。
[SE 春の山]
(0:43)
▶…君がいなくなって初めての春。世界に色が無くなった様だった。
▷お願い…届けて…!
[SE 鈴の音]
(0:30)
▷ごめんね。でも、私のこと…忘れないで。
▶…?
(0:19)
▶いるはずのない君の声が…聞こえた気がした。
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【SE】
効果音ラボ 様
【あとがき】
最後まで読んでいただきありがとうございます。
このお話は、以前書いたものの再掲となります。
儚く悲しい一時の幸せを描いたお話ですね。
もし、1年間だけ死んだ後に見えるようになったら、貴方は何をしますか?
ことねは彼と、彼らといることをを願い、「忘れないで」と願いました。
かいはきっとこれからもことねを忘れることはないでしょうね
素敵なお話が創り上げられることを願っています。
読んでくださった方が素敵なお話と巡り会えますように。
宵
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