一人声劇:宝石
やしのき
一人声劇:宝石
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【素敵な台本】
月明かりに照らされた君の横顔
目から水が零れて綺麗だった
まるで、宝石みたいに綺麗。
その宝石を口にしたいと願ってしまった。
「まってよ、置いてかないでよ……!」
なんて叫ぶ僕を横目に
冷たい海に入っていく君
怖くて入れない僕
彼女は待ってはくれなくて
どんどん、先に行く
どんどん、僕の前を行く
どんどん、離れて逝く。
もう一度戻れたら。
君の宝石を食べることが出来ただろうか。
あの時僕がなにか言っていたら
なにか変わっていたのだろうか。
今更そんなことを考えても遅いのに。
何も出来ず膝を落とした僕の口に入った
しょっぱくて辛い水。
それが君のものだったなら
どんなに良かったか。
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