冬和 ソロストーリー
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冬和 ソロストーリー
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季節の変わり目だし、喉のケアもしっかりしておかないと…ってこれ…
サマーライブの告知ポスター?
そっか…
ファーストライブからそんなに時間が経ってたんだ…
───あの頃の俺は歌う事が大嫌いでくだらないとすら思ってた。
ボイトレの先生に君の歌声は天から与えられた宝物なんだよなんて言われて…
毎日毎日声が枯れるまできついレッスンをさせられて…
「もう歌えません!」
って言ったら 二度と歌いたいと思わないような声にしてやった かぁ…。結構きつかったなぁ。
高校に入ってからなんとなく軽音部の部室を通ると面白いポスターが目に入って 優しくて けどどこが熱いメロディーが耳に届いて…
それが先輩達の演奏だってわかるとあんなに歌が嫌いだったのにもう歌わないって決めたのに
何かに導かれるように軽音部にはいったんだ……
あれからもう1年…
このサマーライブが終わったあとのポスターは何になるのかな。
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ボイトレの先生に理不尽に厳しいレッスンをさせられた過去があります。
イメージは自身の声を私物化されているような感じです。
それが重なって冬和本人も私物化されているんだなと若いながらに気付いてしまいます。
あのポスターで運命的な出会いをします。
軽音部のみんなは自分の声を私物化しないしむしろケアまでしてくれます。
歌いたくないなんて思っていたのが嘘のそうに後半は歌いたいに変わっていきます。
そして部員募集のポスターからサマーライブのポスターに変わっているのを見て出たのが最後の言葉です。
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