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オーディション用
課題声劇「もう一度君に朝を。」
以下台本
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『眠れないのは、怖い。辛いよ……』
「—あぁいや、ごめんなさい、独り言で……」
「その、ボクは歌うのが好きで、縁があってこのユニットに参加しました」
『……それまでは、まるで真っ暗闇の中で生活するみたいだった。親からの暴力。いじめ。不登校」
「自分はダメ人間で、落ちこぼれで、望まれてないんだ、って」
「一人になってからも毎日、時計の音が寿命を刻むみたいに耳の奥で響いて、ずっと眠れなかった」
「睡眠薬に頼ってもダメ。毎朝太陽が完全に顔を出してから絶望して、それに隠れるみたいに眠りにつく」
「ボクに朝は訪れない。お似合いだって笑って、内心また落ち込んでの繰り返し。何度も人生を諦めようと思った……』
「でもそんな時助けてくれたのは、ユニットの皆と事務所。そして、ファンの皆のお陰……なんですけど」
「そのお礼は、一言で言い表わせなくて……でも、一つだけ伝えるとするなら」
「皆それぞれ、いろんな思いや悩みを抱えてると思うんですけど」
「どんな絶望も、きっとどこかで報われる。って、信じてみようかな、って」
「そんな風に思ってもらえる、寄り添える歌を歌いたい。それがボクに出来る、皆への恩返しです」
「……ボクが朝を迎えられるようになったのと同じ、皆にも清々しい朝が訪れますように」
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伴奏→みち碑希様「潮騒の街 BGM「憂鬱」もっとアレンジしてみた」
https://nana-music.com/sounds/05f8b092
#耳コピ #もっとアレンジした #ピアノアレンジ
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