春霞に煙る残月
台本: Aru 読み手: 結椛 ピアノ: rito♫様
春霞に煙る残月
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フォロワーさんが枠で読まれていて
共感して読んでみました!
拙い読みですが、気持ちを込めました。
僕→私に改変しました。
聴いてくださり、ありがとうございます。
Aruさんのキャプションより
↓以下脚本↓
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仄かに甘い香り。
なんだろう。何の香りだろう。
うっすらと目を開けて
漏れ光る淡い窓に目をやった
星屑の残る 夜と朝のはざま
シンとした空間
揺れないカーテン
さっきまで見ていた夢
大切だった人
そばにいて欲しかったあなた
届かなかった僕の手
ちがうな。
僕はきっと、伸ばそうとした腕を引っ込めたのだ。
傷つけることしかできない
好きだから
好きだからこそ
僕がそばにいてはいけないと思ったんだ。
感じたと思ったあの香りは
きっと淡い期待
もしかしたら、と。
すべてはそう。
夢だ。
冷たい朝もやに 溶けていってしまえばいい。
………………………………………………
▪️残月
明け方まで空に残っている月。
有明の月。
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Comment
2commnets
- 結椛 -yuica‐
- Aruコラボありがとうございます!! 緊張感と強い思いが声と息遣いから感じられました。 抑えきれない気持ちを抑えて断ち切ろうとする感じが とても切なかったです。素敵でした。