20話
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萌雲「……誰。」
麗「あ、あなたは……?」
杏「私は杏です。騒ぎが見えたので駆けつけました。応戦させてください。これ以上好き勝手させません……!」
時雨「仲間が……増えた……?」
綴莉「助けてくださりありがとうございます……!」
杏「いえいえ……!」
和「いくら仲間が増えたってこっちが優勢なのは変わらんよ。もうこの街だって半壊なんやから。」
BᏫたん「さっきお人形さんに見回りに行ってもらったんだけど、お人形さんによればこの街に入ってすぐ見える建物しか壊れてないから実質4分の1ぐらいなんだよ!」
帆希「嘘だろ……?あの一瞬で半分は壊したはず……」
麗「あなた方、王様の魔法をご存知ではないようで。」
時雨「王様は万が一のために街全体に防衛魔法をかけてるんです……。だから被害が最小限に抑えられているんです。」
緋麻里「そ、そんなのチートじゃないの!?」
麗「ちゃんと代償は背負ってますよ。
この魔法のせいで、王様は今後一切攻撃魔法が使えなくなったという代償を。」
綴莉「どうです……?攻撃する術がないなんて身の安全を守るのに不便じゃないですか?ましてや王様が。」
和「っ……」
緋麻里「ま、まだ戦える……!
街の破壊が無理ならせめてお前らだけでも!!」
時雨「!構えてください……!」
緋麻里「『波動・幽玄ノ導』!!」
杏「『守霊・聖精ノ壁』……!」
和「なんやあの子、途中から入ってきとんのに……まずあの子から……」
絃「そうはさせやんよ。」
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