声劇 理性と本能(男性ver.)
台本:あいざわ 読み手:しょうた
声劇 理性と本能(男性ver.)
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台本お借りしました。
「......おい。」
『あれ?どうしたの珍しい。
あんたの方から話しかけてくるなんて。』
「どういうつもりだ?
これ以上僕の体を好き勝手するのはやめてくれないか。」
『それは.....ちょっと違うんじゃない?
それは″オレ達″の体だ。あんたのだけじゃねぇよ。』
「っ......お前は僕じゃない。」
『え?何おかしなこと言ってんの?
大体あんたさ、
これまでオレに何回助けられたか覚えてる?』
「た....助けられた覚え、なんて....」
『ない、なんて言わないよな?
オレが奴らを″殺して″なかったら、
今頃どうなってただろうな?』
「っ.....それは....」
『付きまとってきた元カノ、
パワハラばっかりする上司、
散々虚仮(こけ)にしてきたあの腐れグループ。
あー.....まあ暇な時間は
覚えてないその他大勢も殺したけど。』
「っ.....確かに、悩んでた....殺したいくらい憎んでた。
でもほんとに殺すのは違ッ....!!」
『お黙り?可愛い″理性″ちゃん。
あんたはオレのこと認めてないみたいだけど、
そんなこと関係ない。
_オレはオレのやりたいことをやるだけ。』
「.......出て.....くんなよ.....っ」
『オレは″本能″。
つまらないあんたなんかより存在価値は上なの。
そうだろ?
_ねえ、はやく楽になっちゃえよ。』
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