二人声劇【兎の遺志】

♢: 様　●: 様　BGM:*Luna様　台本:春

お前の父親は、誰よりも生きることを諦めなかったんだ ※世界観を変えるアドリブ・改変× ※一人称・言い回し・語尾の変更〇 ※多少のアドリブ〇 前回のお話はこちら 【脱兎の兎走】 https://nana-music.com/sounds/063efad6 ↓以下台本 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ♢「おい兵長、生きてるか」 ●「椿(つばき)少佐。やっぱり戻りましょう。この命をもって、一人でも多くの敵を倒すことが、軍人として使命だと存じます」 ♢「ダメだ。今から戦場に戻って敵兵一人殺したところで、大した意味もない。ここは逃げて、態勢を立て直すんだ」 ●「そうやって…父のことも見捨てて逃げたんですか？」 ♢「兵長…」 ●「みんな言ってますよ。あんたは部下を見殺しにして、逃げた臆病者だって！！」 ♢「あ…」 ●「あんたが逃げなければ、父さんは生き延びたかもしれないのに！！」 ♢「そうかも、しれないな…」 ●「俺は、軍人として戦って死にたいんですっ！！そうすればきっと父さんも喜んでくれる！！」 ♢「バカ野郎！！死ぬのはいつだってできる！！みんな必死に生きようとして、生き延びようとあがいて、その結果死んでいったんだ。いいか、兵長。お前の父親は誰よりも生きようとした。最後まで生きることを諦めなかったんだ！！」 ●「っ…」 ♢「だから生きろ。最後まで足掻け！！」 ●「少佐…」 ♢「伍長。俺はお前の分まで生きて、みんなを守るぞ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #春の台本 #掛け合い #二人声劇 #声劇台本