【二人用声劇】｢なまえもしらないあなたのまえで｣

優暮パック

初めて掛け合い台本の最初に読む方を経験しました…。 いつも後から合わせてたからめちゃくちゃ難しいいねww そして少女の希薄さ…だせないwww しかしとても楽しかったです✨ よければコラボしてくださいᔦ*´ ˘ `*ᔨ (尺とかやりにくかったらごめんね💦) #ピアノ #BGM #切ない #悲しい #辛い #ピアノBGM #rito #P70 #台本BGM #哀しい #優暮台本 #声劇 #二人用声劇 #コラボ用 ▽何もかもがうまくいかない。 生きることも死ぬことも億劫になり、 全部投げだして旅行中。 ▼その旅先で出会った、全身白づくめの少女。 ここにいるようでいないような… 妖精のような幽霊のような存在の希薄さ。   【舞台＆設定】 崖の付近。 眼下には海だが、そこには白い少女がいる。 背景に塗りつぶされてしまうような。 空気に溶けてしまいそうな存在感。   何もかもがうまくいかない▽は、思わず呆然と眺めてしまう。   …と、突然▼はこちらを振り返りながら、微笑み。     …そのまま後ろ向きに倒れるように崖下に身を投げ出そうとする。     慌てて止める▽。 差し出した手はギリギリで▼の指先に触れ、何とか引きとめる。   ------------ここから台本--------------- ▽「…危ないだろ！？」 ▼「…ずっと待ってたの。…名前も知らないあなたが来るのを。」 ▼「…そして、あなたの前で消えたかった。」 ▽「どうして…そんな。」 ▼「どうして？あなたも、そう、でしょ？」 ▽「（言葉に詰まる）…僕は、僕は…そんなこと…」 ▼「…ないの？だって、ここは入ってはいけない場所。来てはいけないところ。」 ▼「…あなたこそ、どうしてここにいるの？」 ▽「僕は…でも…目の前で誰かが死ぬなんて…」 ▼「あなたはよくて、わたしはだめ？」 ▽「…死ななくてもいいじゃないか。消えなくても。」 ▼「いきるっていいことなの？」 ▽「…死ぬよりは…多分…」 ▼「だれにもなにものこせない。…なら、せめてなまえもしらないあなたのまえで。」 ▽「違うだろ、そうじゃない…！」 ▼「じゃあ、いっしょにいてくれる？」 ▽「…」 ▼「…ほら、こたえられないでしょ？」 ▽「…いや、それもいいかもしれない。…かな。」   ▽▼「「じゃあ、一緒に…行こう（逝きましょ）？」   手を引く方向はまるで真逆で。 …僕らは。 ────────────