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sweets
『おませさんの雛あられ』
シナモンを混ぜて作ったあられをホワイト・ストロベリー・ピスタチオのチョコレートで包んだお菓子。
スパイスの独特な香りとあま〜いチョコレートのハーモニーで、ちょっぴり大人に近付いてみませんか?
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lyrics
ゴメンね 素直じゃなくて
夢の中なら云える
思考回路はショート寸前
今すぐ 会いたいよ
泣きたくなるような moonlight
電話も出来ない midnight
だって純情 どうしよう
ハートは 万華鏡
月の光に 導かれ
何度も 巡り会う
星座の瞬き数え 占う恋の行方
同じ地球に生まれたの ミラクル・ロマンス
信じているの ミラクル・ロマンス
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diary
バレンタインを終え、次の仕事はおひなまつり。女の子の健やかな成長を祝う行事だ。
ということで原点回帰、つまり子供だった頃の自分に立ち返ってみようと、私こと風羅は借りてきた女児向けアニメのDVDを片っ端から鑑賞していた。勿論肩にはチョコちゃんも居る。今観ているのは魔法少女モノ、セーラー服を模した衣装に身を包んだ女の子達が悪の組織と戦う王道中の王道ストーリーだ。その人気は未だ衰えず、可愛らしいモチーフは今を生きる若い女性にも大好評、放送当初からの根強いファンも多いという。
「なあ、ふぅもちっちゃい頃こういうの見てたのか?」
「当然!幼稚園の頃は友達と主人公役を取り合ってよく喧嘩したもんだよ〜」
「ふぅん…」
作品に集中しているのか、自分が聞いた質問への回答に生返事を返すチョコちゃん。初めて会った時に感じた“隣人”という存在への既視感はきっと魔法少女モノに登場する使い魔的存在の妖精が原因だろうな、と、彼女を見て改めて思う。そう言えば、幼き日の私は“いつか大きくなったら自分の目の前にも妖精さんが現れて魔法少女に変身できるのだ”と信じてやまなかったが…
「……変身、は、してないなあ。妖精さんには会えたけど」
「はぁ?何の話だよ、意味わかんないんだぞ!」
「何でもない。小さい頃夢見た自分と今の自分を比べたらどんなかなぁ、って思っただけだよ……あっ」
その時、唐突に閃いた。この気持ち、即ち“大人になった自分を想像した時のワクワク感”や“幼い頃の夢を思い出し懐かしむ気持ち”を、そのままお菓子にしてみたい…うん、我ながら中々のアイデアだ。修行の成果かな、なんて考えつつ、リモコンに手を伸ばす。
「あー!!なんで消すんだよ良いとこだったのに!!」
「ごめんごめん。いいこと思い付いたから…続きはまた今度にしてちょっと作戦会議しよっか」
さて、仕事にかかろう。まずは私の可愛い妖精さんを宥めるところから始めようか。
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Chocolatier
⭐風羅
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fairy
🍫彩の助
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