錯綜リフレクション
🐈ChatnoiR、🐕PPLiCE✧RONDE
錯綜リフレクション
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➽ 未来を睨んで 悴んだ過去忘れて
ᗩƝᓰᙢᗩᒪᕮ!!第3話
「祝祭!キャットフェスティバル」後編
3話プレイリスト
➽ https://nana-music.com/playlists/3770989
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「わぁ…!今年も綺麗…」
猫の日のお祭りは一日を通して行われているのだが、ナデシコ達が訪れた夕方頃には街中にライトアップが施されて幻想的な雰囲気を纏っていた。
「やっぱり人がいっぱい〜!!はぐれないように4人で手繋いでいこっか☆」
「せっかく変装してるのに、それじゃ私達がChatnoiRだってバレちゃうよー!」
アゼリアは手に持った仮面をブンブンと振っている。その仕草もまた素顔を晒してしまいそうなのだが、アゼリアはそんなことも気にせず呑気に笑っている。
彼女達ChatnoiRは活動のおかげで有名人。
ライブ前にお忍びで来ているのがバレてしまえば周囲が大騒ぎになるのは間違いない。
貴族や芸能人もこっそり訪れるこのお祭りは、出来る限り仮面をつけるというのが暗黙の了解だった。
「あんまり固まっているとバレる危険性も高くなります。ここは二手に分かれて後ほど集合しましょう。」
「じゃあスイレンは私と!ほら、行こ行こ!」
スイレンが答えるより早く、アゼリアに手を引かれて人混みの中へ消えていってしまった。
取り残されたロメリアは振り向いてナデシコに呼びかけた。
「じゃあ、ロメリアチャン達も行こっか☆」
「…」
「ナデシコチャン?」
「はぐれないように、手、繋ぐんでしょ…?」
仮面で隠れているがナデシコの顔は真っ赤だ。ロメリアはついいつもの調子を崩しそうになったがグッと抑えてその手を取った。
「ほら、いなくならないように…ちゃんと捕まえててね☆」
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2人で手を繋いで歩く街はいつもと違っていて、異世界に来てしまったような不思議な気持ちにさせる。これはきっとお祭りのせいでテンションが上がっているだけでは無いと思う。
「次は…」
そう言ってお店を指さすナデシコの奥に、こちらを見つめるアクアマリンの青を見つけた。ぱっと手を離して、ナデシコを人混みの中に隠した。
「ごめんね〜!!ロメリアチャン、ちょっと用事かも☆」
ぽかんとしているナデシコを置いて、ロメリアは路地裏に駆け込んだ。
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「こんばんは、"ロメリアチャン"♪」
「やっほ〜☆久しぶりだね、キューレチャン?」
後ろから着いてきていたキューレを引き付けて、路地裏の奥まで連れてきた。ナデシコを危険な目に合わせることは最年長のプライドが許さなかった。
「可愛い後輩ちゃんとのデートを邪魔してごめんなさいね?」
「ホントホント!…邪魔でしかないよ」
仮面の奥の目を薄く開いて睨みつけるロメリアに対して、キューレは呆れたように首を傾げてみせた。
「んもぅ、昔みたいに呼んでくれたらいいのに…"キューレお姉ちゃん"って!また楽しく遊びましょう!」
「…あなたはもうお姉ちゃんじゃないよ」
そう言って仮面を投げ捨て、ステージを起動するロメリア。華やかなお祭りの裏で、戦いが幕を開けた。
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ロメリアの弾けるような火花と、キューレの巻き付くような攻撃がぶつかり合う。
実力者同士のその戦いは拮抗しているように見えたが、ロメリアの表情は少しずつゆがみ始めていた。
「くっ…!」
「あら、ChatnoiRでは最強みたいだけれどやっぱりダメねぇ〜?さ、悪い怪盗さんはここで始末しちゃいましょうか♪」
チャームによる大きな衝撃波を受けて地面に叩きつけられるロメリア。失われそうになった意識は、優しい声によって留めることが出来た。
「ロメリアちゃん、しっかりして…!」
「ナデシコチャン…」
「どうして1人で戦ってるの…!!それに、チャームの力はこんなことに使っちゃダメってロメリアちゃんが教えてくれたんじゃない…」
泣き出しそうなナデシコに手を固く握られて、ロメリアは立ち上がりキューレを指さしてニッコリと笑う。
「…ということで、キミと会うのは今日で最後っ☆ロメリアチャンも本気出しちゃうよ〜!」
すっかり普段の調子を取り戻したロメリアはナデシコの手をしっかりと握り返し、再び歌を響かせる。
まるで大きな隕石が何度も落ちてくるような、驚きときらめきが詰まった攻撃をナデシコの歌声が包みこんでより威力を増す。
攻撃がキューレに辿り着きそうになったとき、目の前に2つの影が飛び出してきた。
「ディーテちゃん、アレーヌちゃん!?」
1人で受けるはずだった攻撃を2人が受けたものの、その影響は大きい。ディーテとアレーヌはすぐに立つことが出来ないようだ。
「ねぇ、どうして私達を呼ばなかったの?」
「そうですよぉ!て言うかこいつら!!もしかして1対2で襲われたんですかぁ!?」
「…えぇ、そうなのよ〜お姉さん困っちゃって…」
眉を下げて困った表情をするキューレ。
言いたいことは沢山あるが、人が集まり始めている為に一刻も早くここから逃げなければならないロメリアは、ナデシコを連れて立ち去った。
その後は予定されていたライブを行いお祭りを盛り上げたChatnoiR。
しかし翌日、アニマーレに大きな変化が訪れるのであった。
―――第4話へ、続く!
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➽lyrics
(👾)美しい言葉だけ並べても
不安なこの夜は明けない
(🏵)眠らない街の灯に
少しだけこの身を預けてみたくなるんだ
(🐾)息を吸って(💎)手を叩いて
(🐾💎)このフロアに紛れ込んで
(🏴)息を吐いて(🎗)指鳴らして
(🏴🎗)靴を脱いで踊ろう
(🌙)冷たい風に吹かれ 明けない夜に飲まれ
強めのグラス飲み干して絡まったクラクラ頭に
(🏳)降り注ぐ音孤独を隠して
(🌙)未来を睨んで 悴んだ過去忘れて
とびきりの笑顔見せて 人混みをふらふらと歩く
(🏳)ミラーボールと
(👾🏵🏳)終わらない独りの夜
ハモリ担当:💎
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🐾アゼリア cv.まぐ。
https://nana-music.com/users/7947766
💎スイレン cv.はいねこ
https://nana-music.com/users/7300293
🏵ロメリア cv.スピカ
https://nana-music.com/users/1416874
👾ナデシコ cv.えくれあ
https://nana-music.com/users/2228038
🏴ディーテ cv.まぁる。
https://nana-music.com/users/2692190
🎗アレーヌ cv.ここあ
https://nana-music.com/users/1310845
🏳キューレ cv.中条ルノ
https://nana-music.com/users/1791392
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伴奏は公式様のピアプロよりお借りしました、ありがとうございました🐈🐕
https://piapro.jp/t/3wVv
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