_2.第一章(story02)_
【Corrupted hymn :Ⅱ -Recurrence-】
_2.第一章(story02)_
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story01: https://nana-music.com/sounds/06413ee9
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▶ ▶︎𝐒𝐓𝐎𝐑𝐘
2.第一章(story02)
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🕰「えーそれでは、各属性グループを発表します!呼ばれた方々は、早速作戦会議に移ってくださいね。」
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🕰「火属性のメンバーは3人です。
まずは、ムファルメ君。今回はサバナクロー寮の寮長である君が、みなさんを引っ張っていってください」
🐯「ん?……得意分野か。やるからには任されるぜ」
🕰「さすが、頼りになります!そして2人目は……レグナー君。あなたもしっかり者ですからね、期待していますよ」
🎓「はい、学園長。頑張ります!」
🕰「そして…ケーラット君。君も火属性のメンバーです」
☂️「は、はい!!火属性ですかぁ…それにエイダン先輩とデア先輩と一緒だなんて…き、緊張する……!スーハー、スーハー……」
🎓「はは、大丈夫だぞサリ。デアの歌声はまさに、サバナクロー寮の象徴みたいなものだ。サリは器用だし、良い先生の一番近くで聞いていればきっとすぐにコツを掴めるさ」
☂️「エイダン先輩…!」
🐯「お前も器用だろう、エイダン。なんでもこなせるハーツラビュル寮の寮長だもんな。……ふん。なかなかいいグループになりそうだ。行くぞ、作戦会議だ」
🎓「ああ。2人とも、がんばろうな!」
☂️「はい!!!」
🐕「う〜〜〜〜…デアさぁ〜〜ん……」
🐾「何主人とられた犬みたいな顔してんのぉ?ウケんだけど」
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🕰「次に水属性のメンバー。本来はウィルバー君もこちらに入っていただく予定だったのですが、先ほどお伝えした理由で…メンバーは3人ですね。
まずはアイクウォラ君!オクタヴィネル寮長である君が、水属性のメンバーにアドバイスをお願いしますね」
🐠「『水』属性にふさわしいのが、オクタヴィネルの歌声……やはりそうか。ふふ、皆で美しく歌えばいいということだね?任せたまえ」
🕰「美しくと言いますか……オホン。ま、まあいいでしょう。
次に、アリスト君!」
🔍「はい」
🕰「そしてスーニスト君!」
🍽「は、はい!」
🕰「君たち2人でアイクウォラ君のサポートもお願いしますよ」
🔍「分かりました。頑張ります」
🐠「やあラディア、ストラ。3人で頑張ろうね。
それにしても、僕たちが水属性か……ああ、早速インスピレーションが湧いてきたよ。それじゃあ行こうか」
🍽「はい!……水属性の歌、ですか……初めてなので緊張しますけど……えへへ、でもなんだか心強いメンバーです」
🔍「……」
🍽「……ラディア?」
🔍「オクタヴィネル寮の寮長が水属性というのは分かるが、どちらかというと無属性寄りの寮である俺たちもか……いや。トーンを考えるとイグニハイドも水属性に近しい歌声なんだろう、エルス寮長も言っていたしな。それにストラだって、無であるということは属性がついた魔力への適性も……ああいった楽曲や特有の声の響きに水属性の魔力が宿るのであれば前年の合唱が参考に……」
🍽「ああ、また始まった……。もーラディア、それはあっちに行ってからに……ああ!アレータさん行っちゃいました!ほら、行きますよ……!」
🎐「ふふ。ラディア、楽しそうだね。いいなあ、水属性。僕も得意そうなんだけどな」
🚫「(あれ、楽しそうなのか……。)……先輩、がんばってください…」
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🕰「次に、風属性…こちらも3人ですね
まずはリガウ君!」
🐾「はァい。…って、俺が風属性ですかぁ?……ふーん。なるほどね〜」
🕰「そしてライネットス君。……ライネットス君!起きてください!」
🏝「……んぁ……ふぁ〜〜い……すみません。風属性、頑張ります……」
🕰「オホン!最後に、カジュール君!スカラビア寮長のあなたが2人を引っ張ってあげてくださいね!」
💭「ん?ああ。……結局風属性の魔法ってどんな曲に宿るんだ?踊れる曲か?イメージは湧くが、具体的な曲は全く思いつかん」
🐾「ええ。あー……踊れるかは知らないけど。火でも水でも無いんならぁ、爽やか〜〜なやつじゃん?」
💭「そんな曲聞かない。例を教えてくれ」
🕰「……ふうむ…仕方ありませんね。選曲だけはお手伝いしましょう。後ほど相談に行きますね」
🏝「先輩たちと一緒なら……なんとかなりそうやね……俺、先輩たちが優秀なの……知っとるもん……」
🐾「……はあ。グラッドと話してるとなーんか気ぃ抜けるんだよね。ま、取り敢えずいくかにゃ〜」
💭「なあ。結局爽やかな曲ってどんなやつだ?」
🐾「(ほっとこ〜っと)」
🐯「どうした?サリ」
☂️「いえ。なんだか……どこからか、サディク寮長が周りに迷惑をかけている気配が……」
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🕰「さて……残りは無属性です。みなさんご存知の通り、無属性魔法には2種類存在します…
無属性一つ目は、中でも闇の性質を持つ無属性です。
メンバーは3人。
まずはロードオーゲン君!貴方以外に適任はいませんからね」
👁🗨「妥当だな……心得た。任せたまえ」
🕰「ソロではありませんからね、お手柔らかにお願いしますよ。
そしてエンドレフレット君!」
🍬「はい」
🕰「3人目は…バーク君!」
🐕「…!俺もですか!?」
🕰「ええ、そうです。あなた方2人も無属性、闇の性質のグループです。頑張ってくださいね!」
🐕「はい!!がんばります!!!!」
🍬「声が大きいなあ。キミはどちらかと言うと火属性な気がするけど、……大丈夫?」
🐕「俺もそう思ってたんだよなー。エンドレフリットは、なんていうか……綺麗でちょっとこわーいところあるから、ピッタリだと思うけど」
🍬「綺麗で怖い?ふふ、どこがかな……問い詰めてもいいけど。でも褒め言葉として受け取っておくよ」
🐕「そういう所だよ〜……それより、うう、ロードオーゲン先輩に教わるなんて、めちゃくちゃすごい機会だよね!!!う〜〜〜んっ、楽しみ!!!よろしくお願いします、先輩!!!!!」
🍬「キミはもう少し声のボリュームを落とせないのかい?……さて。今回はよろしくお願いしますね、ヒイエさん」
👁🗨「ああ。……君たちの色を見るに……十分素質があるようだ。君たちと歌うことが、とても楽しみだよ。さあ、行こうか」
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🕰「そして最後……光の性質を持つ無属性です。
このグループは、残りの4人ですね。
まず、ヴェネビッド君!君にはピッタリだと思うんです。チームを明るく、力強く、引っ張っていってくださいね」
💊「はい!任せてください、学園長。花のように可憐で、明るくて元気を与えるような、そんな歌ですよね?ふふ……俺の大好きな性質だ。きっと聴く人にも、花のような笑顔を咲かせて見せるよ!」
🕰「ええ、その意気です。頼みにしていますからね。
そして、フリューソルタ君!」
🎐「はあい。僕もなんだね」
🕰「優秀な貴方のことです、心配はしていません。歌詞を間違えないようにだけ、頑張ってくださいね」
🎐「それは少し不安ですけど……歌と魔法の性質については、さっきの学園長の話で分かった気がするし……彼らも一緒なら、きっと頑張れると思います。明るくて素敵な子たちだって伝わるもの」
そう言ってエルスが振り返る先には、一年生がまだ3人残っていた。
その違和感に首を傾げるエルス。
🎐「あれ?なんか変だなあ」
💊「それはきっと、さっき学園長が
『このグループは4人』って言ったからだと思うよ。ここにいるのは5人だ」
🕰「えー、都合上メンバー発表を続けていきます。
次に、ルドリエ君!君も適任だと思っています。頑張ってくださいね」
🎨「はぁ〜い!
……でも、エイダン寮長は火の性質で、俺は光の性質の歌かあ…ってことは、明るくてピカピカなのは一緒だけど、ちょっと違うってこと……?まだよくわからないや」
🚫「先輩方がついてるんだから、大丈夫だろ…」
🎨「うーん……そうだね、ありがとうウィア君!」
🚫「別に」
🎨「ふふ。俺、頑張ります!」
🕰「その調子ですよ。先輩たちに負けないくらい、チームを明るくしていってくださいね。
そして最後は、貴方ですよ。ファティ君」
🚫「あ……、俺ですか?……頑張ります、けど、あの」
最後に指名されたウィアは、前髪から覗く右目を大きく瞬いてから、気まずそうに視線を横にやる。
そこには、名前が呼ばれないまま取り残されて首を傾げるイルジーがいた。
🚫「学園長先生……コイツは?」
🎭「…あれ?センセー、俺は?」
つい重なる声にウィアとイルジーの視線がバチバチと弾け、それを遮るように学園長が前に出た。
🕰「オホン。……とりあえず。ファティ君は、あの3人と一緒に作戦会議に移って良いですからね。
……クラフ君?貴方、これに見覚えはありますよね?」
🎭「…これ?……あ。」
そうして懐からとあるものを取り出すと、イルジーの眼前に突きつける。たまたま見える位置だったのか、無意識に学園長が持つものに視線を注いだウィアが青ざめる
🚫「え……!?お、おい。お前一体、何をして……」
🕰「ということで。君には早速ですが、”特例処置“の一つを施しますよ。しっかり励んで、己と向き合うことです」
🎭「……えーっとぉ。反省してまー…」
🕰「コラ!逃げようとしても無駄です!!十分に反省してもらうまでは帰しませんからね!!!」
──────────
<公演第一章>
🔥火属性の試験
↪︎Member
🎓 エイダン・レグナー(Aidan Regner)
🐯 デア・ムファルメ(Der Mfalme)
☂️ サリ・ケーラット(Sari Keerat)
SOUND: https://nana-music.com/sounds/0641413d
………
💧水の試験
↪︎ Member
🐠 アレータ・アイクウォラ(Aleta Aequora)
🔍 ラディア・アリスト(Radia Alist)
🍽 ストラ・スーニスト(Stora Soonist)
SOUND: https://nana-music.com/sounds/06414364
………
🍃風の試験
↪︎ Member
🐾 ディンク・リガウ(Dink Ligaw)
🏝 グラッド・ライネットス(Glad Lainetus)
💭 サディク・カジュール(Sadiq Khajul)
SOUND: https://nana-music.com/sounds/06417ed8
………
🌑無属性の試験
↪︎ Member
🐕 ビオナ・バーク(Beona Bark)
🍬 レイジ・エンドレフリット(Laige Endrefritt)
👁🗨 ヒイエ・ロードオーゲン(Hiie Rodeogen)
SOUND: https://nana-music.com/sounds/06418138
………
✨無属性の試験
↪︎ Member
🎨 アコロ・ルドリエ(Akoro Ludleur)
💊 アルカ・ベネヴィッド(Alka Venevid)
🎐 エルス・フリューソルタ(Ellus Flusorta)
🚫 ウィア・ファティ(Wier Fati)
SOUND: https://nana-music.com/sounds/0641841f
………
<🍃風属性の試験:補習(苦手分野)>
↪︎ Solo
🎭 イルジー・クラフ(Illusie Claugh)
SOUND: https://nana-music.com/sounds/06418708
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☂️「はあ……公演、めちゃくちゃ疲れた……」
🎓「お疲れサリ。それにしても、意識して魔力をこめることが、こんなに疲れることだとは思わなかったな」
🐯「火属性だろうとなんだろうと、緻密さ、繊細さ、そういったテクニックが重要なのが曲者だな。力を入れりゃいいってわけじゃねえし」
☂️「はい……でも!先輩たちの力強さ、本当にすごかったです!!めちゃくちゃ尊敬します!!!」
🐠「ふふ。熱い想いは込めたまま、繊細な魔力と歌声のコントロール……2人とも本当に素晴らしかったよ。特に3人の一体感、それによる効果の増幅……あれは良かった」
🔍「ありがとうございます。僕たちが考えつかないような練習方法も、とても興味深かったです。塩梅が難しいから、色々試してみるのも楽しかったな」
🍽「水属性を込めるための歌い方って、俺もちょっと苦手な分野でしたけど……難しかった分、実りがあったような気がします。3人で歌うのも新鮮でした」
🐠「ふふ。楽しかったし、最高に美しい魔法がかけられたような気分だったよ。もちろん、一番輝いていたのは僕だけどね」
🐾「俺らにしては頑張ったんじゃない?だいぶイケてたよね?会場は静かだったけど、聞いてた生徒のみんなの顔もさ、めちゃくちゃノってくれてんの見た?」
💭「ああ。うちの寮生なんか、今にも踊り出しそうだったぞ」
🏝「うちの寮では……きっとああいうの、歌わなそうだから……今年から合唱祭が変わって、俺、良かったと思います……楽しかった」
💭「ああ。一つの属性だけを意識して、歌を使って表現する難しさも身に染みたがな。正直この選曲が俺たちに合うと最初は思わなかったが……無事に課題をクリアできたからな」
🐾「ほぉんと、どうなることかと思ったけど。力で押せばいいってもんでも、ただ考えればいいってもんでもないしさあ。聴く人への伝わり方って難しいもんだね」
🍬「次の課題では、バフ魔法を付与するんだろう?今回特定の性質を載せることを学んで、次はそれをより聴く人への影響を考えるものにする……技術の向上のために、なかなか考えられている課題じゃない?」
👁🗨「ふむ。そうだな……十分に奥深い課題ではあったが、次の課題を考えると基礎であったのだろう。
しかし……ハッピービーンズデーでは、そもそも魔法は禁止されている。それに我々寮長や副寮長クラスが不在でも構わないのだろうか?」
🐕「あ!俺それ聞きました!めちゃくちゃ気になって学園長に聞いたら、
『歌ってバフをかける側と、バフを受ける側に別れていただきます!!』
……だって。」
🍬「魔法の付与については構わないの?」
🐕「それも〜、
『実際に魔法をかけているわけでなく、あくまで聞いた人への歌としての効果の範疇ですから。魔法を行使しているのとはそもそも結果が異なるので問題ありません。実際にバフをかけられたらわかりますよ』
……って。ま、確かに……”回復魔法”と”元気が出る歌”じゃ、結果は全然違うもんね」
🎐「へえ、そうなんだぁ……誰が出るとか、決まっているのかなあ。せっかくだし、歌を歌ってみんなを元気にさせてみたいなあ……」
💊「ふふ。エルスは運動が苦手だものね。俺はみんなから元気を受け取って、チームを勝利に導いてみたいかな!みんなの元気によって、俺も元気になる……素晴らしいじゃないか!」
🚫「寮長も副寮長も出ない、なんてことになるんでしょうか……ハッピービーンズデーは、結構大変な行事だって聞いたことありますけど……」
🎨「魔法が使えない代わりに、体力と知力がものを言うんでしょ?そこに歌のバフがかかったら、一体どうなっちゃうんだろうなあ……いくら魔法じゃないとはいえ、今回みたいに、聞いてくれる人があんなにキラキラした顔になるならさ、無駄にはならないハズだよね?」
🚫「……まあ。そうだな。……各属性の歌で、聞いてた人たちの反応は全然違っていた。これを応用するんだったら……」
💊「うんうん。もしかすると、チームの形勢を決める要素にもなりえるよね。ああ、楽しみだなあ」
🎭「…………次は、公演の直前で何かしてみるのは、やめておこうかなぁ……
1人ってつまんないもん」
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