記憶の水槽
キタニタツヤ
記憶の水槽
- 7
- 0
- 0
大嫌いな君の靴 海に沈めてしまって もう
明日には忘れているから きっと君のことなんて
恋をしていた 飴玉のような
いつか溶けてしまうってことも思い出せなくなってさ
溺れていた 海が凍りついた朝のような痛みの中で
目を閉じて
さよならが言えないまま 彼女はずっと夢を見て
今日が終わってまた今日が始まる朝でも、笑うだけだった-
Comment
No Comments Yet.