主人公
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主人公
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まるで世界の全てが君に
用意されたステージのように
僕にとっての主人公は
僕ではなく君だった
花が咲いたのは君の魔法だと思った
季節が変わるのもまた君がかけた魔法(もの)だと思った
僕だけを愛しているかのような
優しい言葉をくれるのが上手だった
僕がいなきゃ生きられないかのような
寂しい顔を見せるのが上手だった
重ねた手の熱さに
僕だけが縛られたままだった
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