グレゴリオ ハモ上
古川本舗
グレゴリオ ハモ上
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いつしか、隣に 似た風の人がいたんです。
とても幼く、体も小さく、 一人きりの少女
僕らは毎日、話をしたんだ。
声も名前も、思い出せないけど
雲が流れたとか、花が咲いたとか それだけで良かったんだ。」
それは恋よ、グレゴリオ
暗い夜の淵でも、
一人手探りのまま、ゆけるようにと
誰かがそう、残した
淡く燃える光よ、 忘れないで
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