【声劇】薔薇色の頬【朗読】

演者/あなたの名前 伴奏/四ノ宮りゐ「幸続く唄」 台本/秋兎

それは忘れじの永い夜。 あなたの声で色を付けてくだされば嬉しく思います。 コメントで教えて頂ければ全力で応援させて頂きます。 一人称、語尾改変などはご自由に。 キャプションの転載OK。 使用の際は、可能ならば作曲者様への拍手、コメントもお願い致します。 「薔薇色の頬」 その夜があまりに永かったので 私はその全てを覚えてはいません 可愛い人 お互いの家族が寝静まった頃に 夜の学校で待ち合わせをしました 校庭を囲む高い壁を乗り越える時 手を強く握り合った痛みの記憶 愛おしい 可愛い人 グラウンドの中心に二人で居ると 全ての音は遠くから聞こえ 互いの息遣いだけが寄り添う 二人きりとはなんて幸せな事なのか 友達も家族も その瞬間だけは顔も思い出せず 私はどこから生まれてきたのか そんな事さえ忘れていました 奇跡のように 可愛い人 ずっと温めていた言葉を 言おう言おうと思っていたのに 夜があまりに永いものだから 思いついた言葉を忘れていました 薔薇色の頬をした 私の可愛い人 今では遠いあの頃の 薔薇色の記憶です #四ノ宮りゐオリジナル #声劇 #声劇台本 #朗読 #一人声劇台本 #一人声劇 #秋兎台本 #朗読台本 #詩 #ポエトリーリーディング