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👓喜野雅臣(cv:きのだ)
🦔蕪木優(cv:かしわ)
👓変わらない
👓コーヒーの香りがして、目を細めた
🦔歩道橋立って眺めたら (ah...)
👓そこら中散らばってる
👓🦔足跡たち 👓(fu~)
👓🦔
数えきれない 君がそこにいて
追いかければ 風吹いて
寒いよ
去年も巻いたマフラーなのになあ
何故だかぬくもり 足りないんだ
街を照らす まるでイルミネイション
綺麗なまま
僕の息を止めるよ
届かない影踏みながら
ふと目を閉じた冬の日
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『雅さん、コーヒーどうぞ』
リビングのテーブルで去年のクリスマスに行ったイルミネーションの写真をパソコンで眺めていたら、不意にすぐるんの声と共にコーヒーが差し出された。
『そんなに真面目な顔して何見てたんです?』
「そんな顔してた?」
『ふふ、こんな感じでした』
すぐるんは眉間に皺を寄せて苦い顔を作って僕に見せた。思わず笑ってしまえばすぐるんもつられて笑みをこぼした。
「イルミネーションの写真をね、見てたんだよ」
『あぁ、クリスマスのですね』
「うん。今回貰った曲の名前にイルミネイトってあったから、曲のこと考えながら見てたんだけど」
『はい』
「個人的に2番のサビが気になったっていうか…"眩しい世界から切り取られるなら2人が良い"ってところ。」
そう言いながらまたイルミネーションの写真を眺めた。
「…もしね、僕らが同じ立場になったとして、すぐるんに2人が良いって伝えたとしたら…僕らならどうなるかなって考えてたんだよね。」
視線をまたすぐるんに戻すと、まっすぐな視線とぶつかった。ちゃんと僕を見てくれる、その姿が愛しくて目を細めた。相手の手を緩く握りながら言葉を続けた。
「きっとすぐるんなら、傍にいてくれるんじゃないかなって。」
『きっと、そうすると思います。』
すぐるんの手が、僕の手を握り返した。
『雅さんに何かして貰う度、何をしたら報いることが出来るのかなっていつも考えてますから。雅さんいつも、そのままでいてくれればいいしか言ってくれませんし』
じとりと少し恨めしそうな視線。
苦笑を零す僕に、すぐるんは笑みを見せた。
『そんな雅さんが俺に願望を伝えてくれて、それに応えられるなら。眩しい世界じゃなかったとしても、2人でいられるなら。嬉しいって思うのは…変ですかね?』
ちらと僕を見るすぐるんの手を、優しく引いて抱き寄せた。
「ふふ。ありがとう、すぐるん。この曲の2人の分まで、沢山一緒にいられたらいいね。」
『また今年も一緒にイルミネーション見に行きましょうね。』
「うん。あ、プラネタリウムも行きたいね?」
『今度は絶対起きてます…!』
「あはは、どうかなぁ」
その笑顔が凍えないように
隣であたためあえるように
願いをかけて。
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