『声劇台本』題:呪詛
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『声劇台本』題:呪詛
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No.60
『台詞』
生きる意味を見失って。
凍えるように死んでいく。
根も歯もない嘘を信じて。
盲目的に生きていく。
何の意味があるというのか。
この生の意味はなあに?
全てのことから目を背けて。
あらゆる行動に匙を投げたい。
淡々とだんだんとゆるやかにどこまでも落ちていく。
深く深くもっと深く。
広い闇の底は、感情すら芽生えない。
もがき苦しんだ先により痛々しい苦しみが顔をのぞかせる。
ニタニタ、カタカタ、ニヤニヤ。
やかましく歯をむき出しにして。
嘲るように指差しながら。
笑っているのだ。
この私を。
死ね。
その汚いまなこで私をみるな。
哀れみを込めた目で私を見るな。
煩わしい。
この世のどこにも安寧の地は存在しない。
許さない、私はお前をゆるさない。
私を陥れたお前を許さない。
絶対に。
私から全て奪ったお前を許さない。
必ずお前を……。
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