7.呪われた街
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7.呪われた街
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朝食を食べ終えてみんなは街の方へ出掛けた。
奥の城へ向けて、大きな建物が建ち並んでいる。
しかし、人っけ一つもなく…まるで街が死んでいるかのようだった。
聞こえるのは風の音だけで、ただ時が流れているような…そんな感覚に囚われるかのようだった。
千歳「ここは…人がいないのですか?」
蒼月「みんな外に出ないだけでいないわけじゃないよ。」
千歳「どうしてですか?」
マレン「ここが呪われてるからだよ。」
千歳「呪われているのに人が住んでいるんですか?」
マレン「本当は呪われてなんてない。誰かが勝手にそう言ってるだけだ。」
蒼月「…ここも昔は活気があったんだってね。」
マレン「あぁ…俺が生まれる前の昔の話らしいけどな。一歩外に出たら神に攫われるって怖がってみんな外に出たがらない。」
千歳「攫われる…?」
マレン「あぁそうさ。神の住む所に生贄を差し出さなかったからこの街は呪われたんだ。本当は神なんていないのに…。」
蒼月「僕達はこの街を元に戻す為に頑張っているんだ。」
マレン「城の方から来たお前には一生分からないだろうな。」
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