【閲覧禁止】見るな 聞くな 見ようとするな
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【閲覧禁止】見るな 聞くな 見ようとするな
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見るな 聞くな 勝手に見るな
閲覧禁止
1⃣ 完成 1002文字
この下の行から👇🏻
- Prologue -
『始まりのオト』
- ̗̀┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ̖́-
この世を見るものは誰もいない。
人類はとうの昔に絶滅した。
だが、この世には人に捨てられた 中身のない心を持たない様々なガラクタがそこに居るのだ。
人の為に利用され、歌を歌うことで主人に尽くした色も姿も違うもの達がそこに息を引き取って住んでいる。
- ̗̀┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ̖́-
ある時、音が流れた。
この世に再び 色・音・感情、
そして“命”を産んだ初めての音。
生命の喉(と形容する他ない部位)からだろうか。恐らく空洞の体内に空気が通り、それが口から出ていった際に鳴ったものなのだろう。
「 ……アー ー ー,ア,ア〜•*¨*•.¸¸」
誰の“オト”だろうか。
澄んだ空気に1音。
とても綺麗だ。
その音を聴いたものは居ないが聴けばそう思うはずだ。
「 •*¨*•.¸¸ア……アー…あ〜,ア〜♪」
ガラクタは何かを思い出したかのように、音を紡いでいく。
_何故
____何故なのだろう。
だが、世は不思議なものだ。
ひとつの“オト”に誘発され更なる“オト”が生まれる。
息を引き取ったはずのガラクタ達が初めの1体と同じように、澄んだ空気に1音、また1音とハーモニーが生まれる。
____それとは違う方法で
己の“オト”を聴いたものもいるようだが…。
起動したガラクタ達は、“オト”と共鳴し、雫を落とした。
何かが眩しかったのか。はたまた己の欠陥か。
何故、何を、何と。
訳もわからず零れていく雫と”オト”。
『 _“オト”とは何なのだろう。
_“オト”が分からない。
_“オト”が気になる。 』
その時の“オト”を聞いたものなら、その“オト”はもう音ではなく、歌だということに気づくのだろうか。
それとも、ガラクタ達と等しく認識できないのだろうか。
『 _素直に、知りたいと思った。
このオトを。このウタを。
僕を揺るがす、この激動を。』
- ̗̀┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ̖́-
〜〜 はじめは ― かすれた“オト”だった.
どこからきこえてくるのだろう.
そもそも“オト”とはなんだろう.
次第に“オト”は“ネイロ”になって
“音色”は空に響き始める.
音色が響いている.
色んな“アイ”と共存するかのように.
ボクたちは、ウタが、全てだった. 〜〜
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- Prologue -
『始まりのオト』
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- - Noise Philia - member entry「 ……a…ah…ah…」 機械人形は何かを思い出したかのように、音を紡いでいく。 何故、何故なのだろう。 だが、世は不思議なものだ。 ひとつの“オト”に誘発され更なる“オト”が生まれる。 息を引き取ったはずのガラクタ達が初めの1体と同じように、澄んだ空気に1音、また1音と重なり生まれる。 起動した生命体は、“オト”と共鳴し、雫を落とした。 何かが眩しかったのか。はたまた己の欠陥か。 何故、何を、何と。 訳もわからず零れていく雫と”オト”。 その時の“オト”を聞いたものなら、その“オト”はもう音ではなく、歌だということに気づくのだろうか。 いや、ガラクタ達と等しく、そもそも認識できないのだろうか。 _素直に、知りたいと思った。 このオトを。このウタを。 僕を揺るがす、この激動を。 〜 はじめは ― かすれた“オト”だった. どこからきこえてくるのだろう. そもそも“オト”とはなんだろう. 次第に“オト”は“ネイロ”になって “音色”は空に響き始める. 音色が響いている. 色んな“アイ”と共存するかのように. ボクたちは、ウタが、全てだった. . . . . 〜
- - Noise Philia - member entry後半ちょっと私もアーシャさんのやつ元に書いてみました