滑舌滑落怪談・其の壱④
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滑舌滑落怪談・其の壱④
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滑舌を意識しないで録ってみました。うぅん...
歌詞
この映像の正体がわかったのは
高校生活最後のある夏の事でした。
その日は、両親と怪談話や思い出話を
していたんですが、
不意に母が「そういえば、あの時のあれは
怖かったねぇ、あの夜釣りの」
って、ある話をしてくれたんです。
父さん、昔から釣りが好きでしょ?
川釣りも海釣りもよく行くし、私と、
アンタも小さい頃からよく連れて行っててね。
ある晩、その日は夜の川釣りに出るって言って、
私と、小さいアンタも車にのっけて行ったのよ。
でも川近くに車を停めて、土手を降りて川岸に
着いた途端「あれ、何かおかしい」って思った
誰かに見られている様な気配がしてね
そのうち怖くなってアンタ連れて車に戻ったんだけど、何故だか車の周りをグルグルグルグル
何かが回ってるような気配がずーっとしてて。
不安になって、またアンタ連れて父さんの
所へ走って行ったのよ。
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