好き!雪!本気マジック
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好き!雪!本気マジック
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🎅BYM Snow MaGic Show 2021!!!!・Day.2🎅
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Music「好き!雪!本気マジック」
Singer 🎪△△△
👠香月雅役 菊花
→今回不参加
🌻小鳥遊花音役 はのん
『メリークリスマス❄️🎄
寒いですねーーー!!凍えますね!ということで、今回△△△は「好き!雪!本気マジック」を歌いました!!!
明るくて楽しい、寒さも吹き飛ばちゃうようなサウンドに仕上がったと思います✨
菊花さんがお休みでのんちゃんと2人でのサウンドになりましたが!ましろと花音を雅が見守ってくれてるを想像しつつ聴いてください☺️』
🐳葵 ましろ役 のん
『メリークリスマスchristmas_treesnowflake
みなさんやっほー! なんだかんだ△△△で曲出すのってまだ2回目なんだΣ( ˙꒳˙ )!?
っと少し驚いたのんちゃんです( ・∇・)
楽しくて明るい曲なので聴いてる人も楽しくなるんじゃないかな〜
この曲聞いた人みんな好き!雪!好きになるんじゃない???
っということでみんなでマジマジックしていきましょーっ!!!( ੭ ˙ᗜ˙ )੭』
[lyric]
🎪Ah Whipしたケーキのような街は
好き!雪!本気 Magic
空がくれるコンフェッティは
冬のフェスタ祝う天使の羽よ Woo
(🐳Magic Magic)
🌻白銀[しろがね]の国へ 出かけるの
🎪Go Go Go
🐳雪の汽車が 街を駆け
🎪Choo Choo Choo
🐳絵本みたいな景色を君に見せてあげるから
願い込めて呪文さあ(🌻さあ)唱えて(🐳さんはい)
🎪ABCDドドシシララシシ
マジカルミラクルクル Pop!
🎪Ah Whipしたケーキのような街は
好き!雪!本気 Magic
空がくれるコンフェッティは
冬のフェスタ祝う天使の羽よ
🎪Light Upしたオーロラ色の街は
好き!雪!本気 Magic
子供でいられたら
Dream Land
🎪Ladies and gentlemen,
Welcome to △△△!!!
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△△△ クリスマスストーリー
「 雪遊びが … やりたいかー!! 」
誰からも返事は帰ってくる事は無く,その場に一瞬沈黙が訪れる。こうなってしまっては流石のあたしでも反応に困っちゃうってば。
「 えと … 雪遊び …? 」
「 私はそこまで幼くないから,そういった疲れる事はしたくないのだけれど …… 」
っていっても,短い沈黙の終わり方は否定的な返答だった。ホント,このユニットにはキラキラが足りないでしょ!って,こういう会話をする度につくづく思ってしまうわけよ。
もうあたし達の暮らす世界は〖 冬 〗を迎え,間もなく中盤にさしかかろうとしている。それ即ち …… 間もなく冬の醍醐味,〖 雪 〗がやってくるのだ !!
「 …… でも,雪なんてこの辺りじゃあ … 」
「 降りません,よね … 」
… あ,やっぱり触れちゃったかそこに。そう。うちら△△△が暮らすこの街というのは
全く 雪 が[ 降らない ]のだ !!!
「 ここら一体が雪が降らないという事くらい,花音も分かっているでしょう? 」
「 ……… だからさあ … 」
雅っちから発せられたド正論に,思わず小さな溜息をついてしまう。だってさ,1度は憧れるじゃないですか!自分が暮らしてる場所で雪が降っていて,その中でチームメンバーと遊ぶという夢のような光景を!!
「 ハァ … 誰か “ 私達 ” を雪国に連れてってくれないかなあ …… 」
「 わ,私達 … なんだね。花音ちゃん。 」
「 そりゃあ勿論! 」
「 うふふ ッ。そんな奇跡が起こるといいわね。 」
そんな雅っちの言葉を耳にしたその直後,
“ ピロリンッ ”
と携帯の通知音が鳴り響いた。っていうか,これあたしのからじゃん!そんな事を頭に入れれはば,素早くポッケから本体を取り出しスマホを起動させる。いつの間にか2人もあたしの傍に近付いてて … なんだか暖かいなあ …… って思っちゃう。どうやら通知の招待は DM からのようで,アカウント の DM欄を覗きに行き,主題を見た瞬間にあたし達全員の口からは驚きの感情が降ってきた。いや,だって,そりゃそうじゃん。だって内容ってのは
〖 雪まつりイベントのライブ出演依頼 〗
なんだもん!!!
。°.。❅°.。゜.❆。・。❅。。❅°.。゜.❆。
たった数時間のフライトで,あっという間に世界は銀色に早変わりしてしまった。ほんと,同じ国なのに気候が変わると,こんなにも見覚えのない世界が見れるのだと,改めて実感させられるわね。
「 ワーイッ!雪だー!!メッチャキラキラしてるよ! 」
「 ちょ,ちょっと花音ちゃん … 落ち着いて ……!地面気をつけないと転んじゃうよお … っ! 」
口からは『 うふふ ッ 』と,自然に笑い声が溢れてくる。それと同時に白い息も吐かれて … やっぱり馴れないわね … 。
「 本当に,花音は注意して見ていないといつでも転びそうな勢いなんだから。ちゃんと気をつけなさいね。 」
「 はいはーいッ ! 」
全くもう …。本当に聴いているのかどうかが分からない機嫌で何よりよ。
「 それじゃ,そろそろ宿へ行きましょう。ここにいても寒いだけよ。 」
『『 ハーイ ッ ! / はいっ…! 』』
携帯を取り出しタクシーへと電話を繋ぐ。今の内に,此方での予定を確認しておかないとね …
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
“ 続いて , 明日の天気をお知らせ致します。明日は全域が吹雪に見込まれる予報で__ ”
「 え………!!? 」
「 吹雪 … ? 」
ホテルに入り諸々を過ごした後,テレビを覗くと想像すらしていなかった情報が耳に飛び込んできた。誰も思ってもみていない事だった。勿論私も。数日前に見た時ではここまで大荒れになる予報になることはなかったのに。
「 明日の本番,大丈夫かしら … 」
「 一応 … 現時点ではやる、と出てますけど …… 」
これが雪国でのイベントのデメリットなのね。天候の変動が激しく,予報以上に善し悪しが変わると …… 様々な事が体験でき,学べるのはいい機会だけれども。私含め静寂が周囲を包み込んだ後に,声を発したのは__
「 不安になってても仕方ないです ッ。皆で,明日に祈りましょう ………! 」
_ましろだった。声を上げてはくれたけど,その表情はいつもと変わりなく,どこかおどけない様子のようで。
「 … うんうんそうだよ!ましろっちの言う通り,ここで落ち込んじゃあ,キラキラピカピカなアイドルにはなれないよね ッ! 」
次いで花音もいつも通り,いいえ,いつも以上に明るいトーン・笑顔で言葉を発してくれたわ。
「 うふふ ッ , 流石△△△ / 私達 / ね。どんな時でも挫けずに前向きになれるこのメンバーが祈るのだもの。… 絶対に大丈夫よ。 」
自然に口から笑い声が溢れてくる。2人の言葉を聴くだけで心が段々と温かくなってくる。この3人って,やっぱり素敵ね。
… あら,何か花音が言いたげね。取り敢えず,のってあげましょう。
「 ッ よーし!みんな!明日は全力で,△△△の最高のステージを見せるぞー! 」
『『『 おー!!! 』』』
。°.。❅°.。゜.❆。・。❅。。❅°.。゜.❆。
“ 雪まつり当日。 ”
「 … 寒い ……ぃ 」
ハ-ッ,と手に息を吹き込む。雪が降ってるのを見るの自体私初めての事だから … やっぱりなれないよ … 。辺りを見渡すと雅さんが傘をさして空を見上げていた。凄い … 本当に綺麗だなあ … と思わずじっと見とれちゃっうよぉ…♪
「 うおおおおおお!!雪だ!メッチャ雪降ってるー! 」
雪の降り,というのは静かなもので,それを一気に覆す勢いの声量で花音ちゃんが大声を上げた。
「 ちょ,花音ちゃん …!ご近所迷惑になっちゃうよおお ! 」
「 あ,やっばぁ … 」
「 …… ハア。取り敢えず,そろそろ会場へ向かいましょう。 」
「 そうですね ッ 。 …… 楽しみだなあ。 」
早くステージに立ちたい、という思いが一気に加速し始める。というのも … ステージはなんと〖 雪 〗で出来てる …… って,イベントの HP で見て,つい妄想しちゃって……♪
… そんな事を考えながら歩いていたらバス停に到着した。天候は … まだ物凄く荒れてはない … よね。
「 … どんなステージになるんだろう。 」
バスに乗り込み出発してから数分。心の中で思っていた言葉が漏れた。やっぱり,昨日の予報を見る中で,少々不安があるんだよね … 。そんな私の心情を理解していたのか,すかさず花音ちゃんが反応して,
「 きっと,いや,絶ッ対にキラキラして最高なステージになるよ!私達なら !! 」
と,先に言った言葉が効いたのか,小声で,但しテンションは元々の彼女のままで言葉をかけてくれた。やっぱり,花音ちゃんは凄いな …!かけてくれる言葉一つ一つが,本当に温かくて … 私はいつも助けられちゃってる … 。声をかけてくれた彼女に優しく笑みを返したら到着のアナウンスが流れた___
_〖 会場 〗.
会場を見た時に浮かんだ言葉は
『 雪 』
だった。バスに乗る前も勿論雪は多かったんだけど,会場はもっともっと積雪量( ? )が多いんだ …!
「 よっし!じゃあ荷物持って楽屋行こっかぁ!! 」
「 楽屋は …… 嗚呼,あのテントみたいな場所、よね ? 」
ほんとだ。確かにテントっぽい … あれ,雪入ってこないのかな … ?
野外ステージでのライブも,あまり私は経験したことがなくって,こういう所でも一歩遅れをとっちゃう自分が少し情けない。…… 次はしっかり予習しておかないと。
「 … ? おーいましろっちー!早くしないと置いてっちゃうよー!? 」
「 あ,ごめん花音ちゃんっ … !今行くね … !! 」
|会場にお越しのお客様へご連絡致します。只今,強い吹雪により,イベントを1時中断させて頂いております。大変申し訳ありませんが___|
『 ええー!折角ラスト直前だったのに!!天気空気読めっての!! 』
『 どうする ? これ絶対天候回復しないって … 』
『 もういいか。別に,殆どのステージ見れたわけだし… 』
。°.。❅°.。゜.❆。・。❅。。❅°.。゜.❆。・
「 … どうしよう。 」
ましろっちが小声で不安を吐き出した。うん,恐らく雅っちも,恐らくあたしもその感情なんだろうね。楽屋内が,昨日のホテル内以上のどんよりとしたテンションに皆なっちゃった。
… よし。とりあえず状況を説明しよう。
①無事にイベントが始まった!
( あたし達は1番最後!! )
②続々とステージが繰り広げられていってるよー!
→あれ …?だんだんと天候荒れてきてない…?
③え,いつの間にか警報出ちゃってる?!!?
… って感じで今に至る。丁度あたし達のステージが始まる直前にこうなるって …… 神様!あたし達が一体何したと言うのよ!!
「 あたし達がステージできなくなるのも嫌だし,かと言って観客がいない中でやるのもなんか … 」
「 今は取り敢えず,コンディションを整えましょう。皆冷えてるでしょう ? 」
「 は,はい … ぃ …… 」
ましろっちの手元をよく見ると … めっちゃカイロ握りしめてた。
… っていうか,これあたし達に出来ること何一つない感じなの …?え,何この無力感。あたしと同じ事を考えているのか,雅っちも頭を悩ませている。……… もう … もう …
「 ……う,もう ………………… 」
「 …花音 ? どうしたの … 」「 は,花音ちゃ… ? 」
「 つまらなーい!!!! 」
「「 …え? 」」
大きく叫んだ次の瞬間,あたしは “マイクを握りしめて” 外に駆け出した。
「 え,ちょっと花音 …??! 」
「 あ,危ないよ…!花音ちゃん …!💦 」
|皆ー!あたしと一緒に,雪遊びしちゃおー!!!|
自分の声が会場全体に響きわたる。そして全員の注目があたしの方へと向けられる。それと同時に『 何を言ってるんだあの子は 』と言わんばかりの冷たい視線もとんでくる。そりゃあそうだよね。こんなやばい天候の中でなんで?って。でも言ってるあたしにもしっかり理由があるからね?!!
①お客さんを逃がさないようにするため
さっきも言ったけど観客がいない中でやるステージはなんかな …ってなるじゃん?今現在,ここにはちゃんとお客さんいるわけだから,ここに留めさせないと…!
②寒さを消す!!
といっても普通にこっちでしょ!ここにいる皆( 勿論あたしも )は雪の中来て,見ててくれたんだし … 沢山運動すればきっと暖まるよっておもって……!
「 … ってましろっちー!雅っちー!早く外出て遊ぼうよー!! 」
「 花音ちゃん … !! 危ないのに … どうしよう 」
「 …… きっと,花音の事だから,突拍子の無いことと見せながら裏には何かしら考えていることがあるのよ。なら … 」
… え,1番出てこなそうだった雅っちが出てき__「 痛っ!!!?」
「 うふふっ,花音?誘ったのは貴女なんだからしっかり相手しなさいよね…? 」
あ,これ雪玉…?つまるところ,雪合戦ということ……?何ならこれ,相手にしてはいけない人相手にしちゃった…?……… よし。こうなっちゃ …
「 臨むところだ ッ!よっし … 覚悟しろー雅っちー !! 」
( 「 あわわ … 2人とも本気だ …… )
…… わ,私も…!それーっ … !! 」
「 ギャッッ!…って,ちょっと待って!2vs1は卑怯でしょ!?? 」
「 あらましろ。貴女もやる ? 」
「 2人がしてて私がしないなんて …… そんなの嫌ですもん ッ ! 」
ちょ,おい。2人ともあたしの話聞いてないよねこれ。よーしもう分かった。本気でかかってやるわー!
。°.。❅°.。゜.❆。・。❅。。❅°.。゜.❆。・
雪遊びも結構楽しくて,天候なんて気にする余裕もないわ。辺りを見渡せば出演者から観客まで,沢山の人達が体を暖めているのだから,やっぱり,花音は凄いわね。皆を笑顔にしちゃうもの。
… というか,どれくらい遊んでるのかしら。私達。ふとそんな事が頭に浮かんだものだから今の時間を見てみようと時計の方/空/を見上げれば ……
「 あら … とても素敵な雪の降りじゃない。 」
いつの間にか吹雪は終わり,しんしんと,雪は静かに地面に積もり続けていた。私が空を見上げた事を気にした2人も「 わあ…っ! 」と楽しんでいる。全く,ここまで誰も気付かなかったなんて,熱中し過ぎにも程があったかしら。
「 … っていうかこれって …… ステージ, 」
「 いけそうだよね …!!! 」
うふふっ,そうよ。私達ステージする為に来たんだったわね … ッ。ウォーミングアップは大丈夫なのかしら … と聞きたかったけど,さっさと2人ともステージに向かっているし … なんならさっきまで遊んでて,体もあったまってると思うし,きっとOKってことよね_。
。°.。❅°.。゜.❆。・。❅。。❅°.。゜.❆。・
「 皆ーお待たせー!!あたし達のステージ,今からはっじめるよー! 」
「 全ての雪を溶かす勢いで,皆さんを熱い気持ちにさせちゃいます…! 」
彼女達の一言でステージが始まる。観客達の熱気は先まで遊んだり飲んだりしていたからか凄まじいものだ。
「 …さあ,準備は良いわね ? …じゃあ !
「「「 ミュージック,スタート!! 」」」
」
たった数十分だったはずの△△△のライブは,まるで一日分の明るさ・楽しさを,見ている全ての者達に与えさせるものとなった___.
(Writer 緋月月雫)
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Illust シズ
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