スノーマジックファンタジー
On and On
スノーマジックファンタジー
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🎁BYM Snow MaGic Show 2021!!!!・Day.1🎁
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Music「スノーマジックファンタジー」
Singer ⚛️On and On
❄️氷室紫苑役 冬華
『メリークリスマス🎄そしてハッピーニューイヤー!!!!(早い)
On and Onって…………尊いですよね( ˙-˙ )
おっと失礼、心の声が漏れてしまいました🙃
もう最近On and Onが尊すぎて本当ハゲそうなんです。助けて🤤🤤🤤
こいつ曲のことなんも触れてないなと思ったそこの貴方(´・ω・)σ
………………その通りですごめんなさい切腹します🔪
(紫苑、誕生日おめでとう!!!!!!)
「メリークリスマス。今日は僕の家でクリスマスパーティをするんだ。みんなも来る?…なんて。
……ちょっとマナツ、僕の家の住所公表しないで!」』
🕯マナツ役 シズ
『メリークリスマス🎁🎅🎄
このOn and Onにおいて注目すべき点を3つ挙げます。
①入りのメンズ二人の儚さ
②紫苑の気持ちのこもった歌い方
③うちの脚本家のど天才なストーリー
ぜんぶ素敵なのでリピをしてください。
聞いてくれて毎度おおきに。いいお年を‼️風邪ひくなよ‼️
「メリークリスマス!一年って早いな〜!皆年賀状書いたん?ボクに送ってくれてもええねんで。しおん家の住所教えるさかいに!郵便番号が……」』
🐺結城翔役 さよ。
『メリークリスマス!!
毎日寒いですが皆様どうお過ごしでしょうか?
そう、クリスマス!!On and Onの初のクリスマスです!この3人はいったいどんな一日になるのか楽しみですね✨( ´ ` *)
皆様にも素敵なクリスマスが訪れますように✨
……え?仕事??あー…私と同じですね( ˙-˙ )←
「ジングルベール、ジングルベール!鈴が鳴るーっと!!はい、プレゼント。
なんだよ?俺からのプレゼント受け取れねーっての?
はいはい、早く行くぞ!え?何処って…紫苑の家。
七面鳥食って、ケーキ食って、朝までゲーム!!
ちゃーんと最後まで付き合ってもらうからな?」』
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[lyric]
🕯やがて僕は眠くなってきた
🐺君と一緒にいるということは やはり
🕯🐺こういうことだったのだろう
❄️でも良いんだ、君に出逢えて
初めて誰かを愛せたんだ
❄️これが僕の
⚛️ハッピーエンド
⚛️スノーマジックファンタジー
雪の魔法にかけられて
❄️僕は君に恋した
🕯🐺もしかして君は雪の精?
❄️雪の妖精との
⚛️ファンタジー
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On and On クリスマスストーリー
「ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」
タワーマンションの一室に響いた叫びに、ゲームをしていた2人は目を見開いた。
「なんだ!?」
「しおん…やんな?」
2人はリビングの隣、紫苑のプライベートルームをそっと覗き込む。
普段は立ち入ることがほとんど許されない部屋だが、悲鳴が聞こえたとなれば話は別だ。
「おーい紫苑ー。どしたー?」
翔が声をかけても返事はない。だが、よく聞くと何かをブツブツと呟いているようだ。
「………ない…。」
「しおん?」
「浮かばない!!!!」
「「うわっ!!」」
2人が近づいてみると紫苑が急に叫びだした。先程の悲鳴と同じくらいの声量で。
「ちょ、紫苑、どうしたんだよ!?」
「らしくないなぁ。」
「………曲が、浮かばない……。」
彼女の目の前には打ち込みソフトが起動されたパソコンや手書きの楽譜など、曲作りに必要なものが乱雑に並んでいる。
紫苑は音楽に特化したロボット。曲を作ることも可能であり、On and Onの曲もいくつか制作していた。
「“曲作る”言うてから数日出てこんから、てっきり順調すぎるんかと思ってたわ…。」
「紫苑がこんなに荒れるなんてな…。」
「ぅぅ…」だの「ぁぁぁ…」だの唸りながらパソコンと向き合う紫苑は、心做しかゲッソリして見えた。(ロボットなので見た目の変化はほとんど無いと思われる)
「しょう、流石にこの状態で放置するわけには…。」
「あぁ。どーしよ…。」
しばらくして
「あ、そーだ!」
翔が声を上げた。
「紫苑、曲作りは1回やめにしてさ。どっか出かけよーぜ!」
「え……。」
「ほー、なるほど。気分転換やな!
それなら確か…。あ、これや!」
翔の提案を聞いたマナツはスマートフォンを取りだし(紫苑が支給している)、何かを調べて2人に見せる。
「なになにぃ?“クリスマスマーケット”?」
「そ。もうすぐクリスマスやろ?電車で少しのとこで大きなやつがやってるんよ。」
「よっしゃ!んじゃ早速行こーぜ!」
「ちょっと翔、引っ張らないで…。出かけるなら準備させて…。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「おぉぉ!すげぇ!」
煌びやかな装飾と、童話の中に迷い込んだかのような屋台。人で溢れるそこは、確かにクリスマス一色の別世界だった。
「なぁなぁ!どれから行く!?
やっぱ最初は腹ごしらえだよな!」
「しょうは元気やなぁ。
しおんー。んな暗い顔せんで、折角来たんやから楽しも!」
「………うん。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「あ、これ美味しい。」
「まじ?ちょっとくれよ!」
「しょーう。全部の食べ物少しずつ奪ってくのやめんかい!」
3人は様々な食べ物を買い漁り、たくさんの屋台に囲まれた真ん中に設置された飲食スペースの席を陣取っていた。
寒い中食べる熱々のメニュー達はどれも絶品だ。マナツが実態化してまで食すほどである。
「だって全部うめぇじゃん。」
「まぁ気持ちは分からんでもないわ。」
「僕らの分も残しといてね。」
暫くまともに食事をとっていなかったと思われる紫苑は、久方ぶりの食事を楽しんでいるようだった。
少し元気が出てきた様子の彼女を見て、マナツと翔は微笑んだ。
「ホットワインって初めて飲んだけど…美味しいな。」
「いーなー。俺も飲んでみたい。」
「翔はダメやろ。」
「まぁ、こんな時代だし飲酒の年齢制限なんてほぼ意味ないけどね。
翔も多分、飲めるんじゃない?」
「だよなぁ!?しかもマナツが飲んでんだぜ!?」
「それが一番不思議やなぁ。」
「「自分で言う?」」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
食事を終えた3人は、食べ物以外の屋台を見て回ることにした。
「まとりょーしか?なんやこれ、おもろそうやな!」
「ぬいぐるみ…。可愛い。」
「おっ、チョコレート発見!紅茶もあるじゃん!
あ、あっちにはクッキー!」
……1人を除いて。
「翔…。」
「自分、食べること以外考えられないんか…?」
「んなことねぇよ!」
「あ、」
紫苑が目を留めたのは、スノードームを取り扱うお店だった。
「紫苑?それ欲しいのか?」
「綺麗やなぁ…。」
「……いや、大丈夫。」
自分がスノードームなんて買っても割ってしまうだろうと思った紫苑は、その屋台の前を何事も無かったかのように通り過ぎる。
それを見た2人は、こっそり屋台へ向かった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
すっかり日は沈み、マーケットはイルミネーションによってより煌びやかに装飾された。
「楽しかったな!」
「しょうの場合“美味しかった”ちゃうの?」
「なんでだよ!」
「ふふ…。」
紫苑の口から漏れた笑い声を聞いた2人は、今日一番の笑みを浮かべた。
「ようやく笑ったな。」
「え?」
「しおん、ずーっと真顔で笑ってくれへんから。心配しとったんよ?」
「……そっか。」
自分の顔に触れてポツンと呟く。
「心配かけてごめん。……ありがとう。」
紫苑がお礼を言えば、2人も微笑んで返す。
「さてしおん、お楽しみはこれからやで!」
「え?」
「ほら、これ。」
翔が差し出したのは紙袋。
「何?」
「中見てみろよ。」
紫苑が紙袋の中身を取り出すと、立方体に近い箱が出てくる。透明になっている前面からは、ガラスの球体が見えていた。スノードームである。
「これ…!」
「欲しそうに見てたやろ?」
「お前、今日誕生日じゃん。だから俺らからプレゼント!」
そう、12月24日は紫苑の誕生日だった。2人はそれもあって紫苑をここに連れてきたのだ。
箱の奥、球体の中で降りしきる雪を眺める紫苑は、心底嬉しそうだった。
「……ありがとう、2人とも。」
その時、目の前の大きなもみの木が急に明るくなった。
クリスマスツリーのイルミネーション開始時刻になったようだ。
「綺麗やな。」
「な!来てよかったぜ。」
「………あ、」
ふと、紫苑がスマホを取り出す。そして音楽ソフトを起動し、ピアノの画面を開いた。
「しおん?」
マナツが不思議そうに名前を呼ぶと、紫苑は画面内の鍵盤を叩き始める。それはしっとりとした、でもどこか楽しげなメロディだった。
「…できた。」
「やったな紫苑!」
「流石やわ!」
弾き終えた紫苑は、我慢できずに2人に飛びついてしまう。
「おわっ!」
「本当にありがとう…!」
2人は驚いた様子だったが、暫くすると微笑んで紫苑の頭を撫でた。
「まったく、世話の焼けるリーダーやなぁ。」
「本当だよ。」
そう言う2人だが、全く嫌そうな顔はしていなかった。
「ポンコツリーダーは、これからも俺らが面倒見てやるよ!」
「色々お世話になっとるし、たまにはお返しさせてな!」
「うん、ありがとう。
……2人とも、」
『大好きだよ。』
(Writer 冬華)
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Illust シズ
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