邪魔× ボッカデラベリタ 完成⭕️
syudou × 柊キライ
邪魔× ボッカデラベリタ 完成⭕️
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「「なっ...」」
ダンスパーティーのペア発表の通知を受け取った2人が同じ反応をする。
💎“まっっっって、えっ、待って?
よりにもよって、あのドラガーナ・マリファ!?
こわいこわいこわいこわい、火とか...吐かないわよね...???
何よりもあの方、ダンス...踊れるのかしら....”
🔥“ハッ、マジかよ。
誰とペアになってもかわりゃしねえと思ってたけど、
よりにもよってあのいけ好かねえお嬢ちゃんかよ。
一番あり得なさすぎてウケるわ、知らんけど。”
▽練習初日〜
決して良いとは言えないペア通知を受け取った数日後。
とうとう練習初日を迎えた。
どうも生活態度に難ありの彼女がきちんと練習に来るのか不安に思っていた矢先...
ガタッ、バタバタバタバタ、バァン!
「....チッ」
「っ....ご機嫌よう、マリファさん。」
扉を乱暴に扱う、なにやらご機嫌斜めに登場したドラガーナを、
誰にもバレないくらいの引き攣った笑みで迎えるディアナ。
「改めまして、ご機嫌ようマリファさん。
入学して始めてのダンスパーティーだから緊張してるけれど、
よろしくお願いいたしますね。」
「よろしく、ねぇ...
アタシは別にこんなお堅いお嬢様と仲良くする気なんてないけど」
“ほら〜〜〜〜やっぱり怖いじゃない...!!!
あわよくばあのおてて合法的に触れるかしらなんて考えがバレてしまったら間違いなく丸焼きにされるわ...”
“思ってもねえこと言いやがって、だからお嬢様はイヤなんだよ”
_______
▽数日後〜
一応練習場所にはきてくれるドラガーナを横目で見ているディアナがここ数日で気づいたこと。
それはディアナの使い魔の猫がいると、心なしドラガーナの機嫌がいい。
そのかわり使い魔の猫はだいぶドラガーナを警戒して疲弊しているが...。
そんな自分の使い魔に、ごめんなさいね、ちょっと協力してね。という視線を送りながら、今日もなんとか漕ぎ着けたレッスンが始まる。
「あ、あの、マリファさん、もしかしてダンスをしたことって」
「ない」
「ええと、私がこっちにステップを踏むので、マリファさんがこちらに...」
「あ゛〜〜〜もう、ごちゃごちゃうるせえな、そんな小洒落たダンスなんて踊れるかよ、ダンスっていえばこれだろ!」
そんなドラガーナが披露したのは、華麗な、、、
そう華麗な
_______アクロバットダンス。
重力を感じられないくらいに縦横無尽にステップを踏む彼女に目を奪われるディアナ。
どれだけスカートが捲れようがお構いなしなのに、一向に崩れないハート型のアホ毛。
ディアナは決意した。いつか崩れない髪型のセットの仕方を教わろうと...。
そんな思考を巡らせていたディアナの耳に、キュッとラストのポーズをキメたドラガーナのシューズ音が聞こえた。
そこでハッと意識を戻す。
髪の毛のセットについては置いておくにしても...いいことを考えた。
「とても素敵なダンスなのですけれど、そのダンスではパーティー会場が騒然としてしまいますわ。
...ですが、せっかくなのでそのダンスも取り入れましょう!」
「ウケる」
それはもう突然魅せられたアクロバットダンスにハイになっていたんです。のちのちディアナはそう語る。
_______
▽パーティー前日〜
自分の披露したダンスを受け入れてもらったドラガーナは、
あの日から少しだけ、ほんの少しだけレッスンに協力的になった。
どうやらディアナがその辺のただのお堅い嬢ちゃんではないということがバレてしまったか、どうなのか。それはドラガーナにしかわからないが...
〜♪
「ッ...!!!」
「ハッ、わりいな嬢ちゃん」
「...いいえ、かまいませんよ」
優雅なステップを踏んでいた。正確にいうとステップを踏んでいた足を踏んでいたというのが正解だろうか、近頃はステップにも慣れて足を踏まなくなってきていたドラガーナは時々こうやって、わざと足を引っ掛けたり軽く踏んでイタズラをしてくる。
なぜイタズラだとわかるのか、それがわかるのはディアナだけかもしれないけれど。
“だって、レッスン初めの頃と比べて踏まれても全く痛くないもの。”
_______
▽パーティー当日〜
髪の毛のセット方法を聞くほどまでにはいかなかったが、2人の関係は落ち着くところに落ち着いたと思う。
なぜなら今ディアナの隣には、いつも通りかわいくセットされたアホ毛を弄るドラガーナがちゃんといるからだ。
《参加される生徒の方はこちらに集まってくださーい》
と集合を促すアナウンスが聞こえる。
「〜♪」
「ふぅ...」
緊張?なにそれ美味しいの?と言わんばかりに口笛を吹いている余裕のドラガーナと、
“やばい、めちゃくちゃ緊張するじゃない〜〜〜〜!!!いや、でもここまできたわ。マリファさんが隣にいてパーティーに参加できるだけでもう十分じゃない。ダンスもたくさん練習したし、大丈夫。もうこれ以上大変なことなんてないわ。”
内心全く大丈夫じゃなさそうなのにそこに浮かべる笑顔だけは完璧なお嬢さん、もといディアナ。
___さあ、パーティーが始まる。
粛々と進むダンスパーティー、ついに自分たちの時間だ。
心地よいリズムに乗りステップを踏みながら練習の成果を存分に発揮しているドラガーナ。
吹奏楽をやっていたというし、あれだけのダンスができるんだもの。きちんと練習ができればすぐに上手になるんだわ、すごいのよマリファさんは。なんて、なぜか自分が得意気になりながらドラガーナのセンスを評価するディアナ。
““ ここだ ””
ここが2人のダンスの一番の見せ場。
ドラガーナがディアナの元を少し離れ、
跳ぶ、、、、と、ぶ、、、、
、、、、飛んでいる。
おかしい。ここはドラガーナが大きく跳んでポーズを決めたあと、ディアナの元に戻りダンスを再開する予定であった。
しかしどうしたことだろうか、ドラガーナは跳ばずに飛んでいる。それはもう伸び伸びと大きな羽を羽ばたかせながら。
そんな唖然としている我々に向かって、ドラガーナの声が降ってきた。
「アタシがアンタみたいに、最後までお利口さんにパーティーに出るとでも思った?ふふっ、ざーんねん♡
じゃあ、アタシは上からアンタのこと見守っておくからさ、じゃあばいばーい!ディアナ嬢!」
そう言いながら大きな翼をさらに羽ばたかせ、空へ飛んでいくドラガーナ。
してやったりと言った表情を浮かばせた彼女を見て
「ふふっ、やってくれたわね」
誰にも聞こえないように呟く。
だけれども満足気な表情をしたディアナが会場には残されていた。
💎.•*¨*•.¸¸♬🔥
💎(🔥↓)アイアイアイヘイチュー
な な な な なんですの
君がいなけりゃあたしは無い 無い
はい はいそうですね その通りです
💎喉を過ぎさる解の有り様
🔥ラララ
🔥ラララ
💎あ あ あ
アイアイ(🔥)アイヘイチュー
な な な な なんですの
君は軽薄 くたびれ だらけ
あたしいい子じゃいられない
それは常にひしひし
💎あなた(🔥)ワイワイドンチューノー
てんでだめですの
意味があるなら言葉にせずに
ただし態度で示さなきゃ全てが伝わらないままになる
🔥おまけに突飛な輩にも
小慣れた手つきで擬態処理
聖人君子の生き字引
不平不満も漏らさずに
🔥誰彼皆々お前らの
味方になるけれど
それでもアタシは許さない
🔥認めない
💎トップシークレット 明かさないように
💎(🔥)そう
💎アイアイアイヘイチュー な な な な なんですの
君がいなけりゃあたしは無い 無い
はい はいそうですね その通りです
💎喉を過ぎればそれは真実
🔥ラララ
🔥嫉妬で駆けて行こうぜ
🔥(💎)ラララ
🔥乳飲み子一転攻勢
🔥(💎)ラララ
💎アイアイアイヘイチュー な な な な なんですの
🔥ラララ
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