【声劇台本】サイレント・キス
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【声劇台本】サイレント・キス
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taikichi/drumsさん、ぴあ_piaforteさん、🌶島唐辛子(七味唐辛子)🌶さん、ギターキッドさんの素敵なBGMをお借りしました。
会社にこんな後輩いたら色々ヤベェだろっていうありがちなオフィスラブ系を書いてみました。
サイレント・ヒルみたいなタイトル名は気にしないでください。途中途中の語り部分は先輩です。
【台本について】
・性別、言い回しなどのアレンジはご自由に。
・台本お借りしますコメントは不要です。
・コラボの際は必ず伴奏者さんに👏をよろしくお願い致します。
「」…後輩。会社の同じ部署の先輩の事が好き。先輩に好きな人がいる事に薄々気付いているが、自分の気持ちにとても正直でその想いは人一倍強い。
『』…先輩。最初は後輩の言動に動揺しながらも次第に心惹かれていく。社内に好きな人がいるが、ある時相手には既に付き合っている女性がいることを知り深く落ち込む。
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「…そんなにあの人の事が好き?」
『えっ、ちょっと…(頬を触れられる)』
「俺だけを見てください(彼女の顔をじっと見つめる)」
彼の目があまりにも真剣で、まるで金縛りになったみたいにそのままキスをした。
何故か、振りほどけなかったのだ。
(場面切り替え)
「先輩の唇は嫌って言ってませんでしたよ(からかうようなかんじで)」
『なっ…!(動揺しながら)』
彼は強引で。
「それとも、俺のこと意識してくれてる?(距離を近付けながら)」
意地悪で。
「先輩が振り向いてくれるまで俺、諦めませんから」
わたしの心を掻き乱す。
(場面切り替え)
「……先輩、泣いてる?」
『………へへ…(笑って誤魔化しながら)』
(場面切り替え)
『ばかね……告白する前に失恋なんて』
「……………俺じゃ、ダメですか?(抱き締めながら)」
『…え………?』
「…先輩が泣き止むまで離れませんから」
『………優しくしないで…………』
「俺、本気です」
頬が彼の手で包まれる。
優しくて暖かい。
あの時と同じ、金縛りになったわたしはゆっくりと目を閉じた。
#声劇台本
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