海水声
『たろぽ』/伴奏:けい様
海水声
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「君がクジラなら、悲しみの海に一緒に行かせて」
と、素敵な言葉をくれた。
素敵な伴奏、題名をそのままもらって、
思いついたまま朗読を。
けーくんありがとう🐶
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あなたはいつも言っていた。
「大切なものを見失うな。」
広い海を泳ぐちっぽけな私は、
あなたを見失い、宛もなく彷徨う。
悲しく声が響いた。
キラリと目を刺す光。
見れば、揺れる水面を跳ねるのは。
あれは、確かあなたが言っていた。
ザプン、と波の隙間に顔を出す。
「たいよう」が輝くあの場所も、どこかの海だろうか。
大海原に揺蕩う小さなクジラの
か細い歌声は、誰かに届くのだろうか。
ふと。
楽しげな音楽が聞こえた。
いつの間に、小舟がすぐそこを進んでいる。
あなたによく似たあたたかい瞳。
差し出された手。はにかむ笑顔。
ああ。まだ、私にも。
そばにいてくれる人がいたんだ。
これは、小さなクジラのお話。
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🐳
Comment
3commnets
- たろぽ🪴🐳
- なろ.たろくんが考えた台本なの!? 凄く、心に届く詩だね𓈒 𓂂𓏸
- たろぽ🪴🐳ほんとに、素敵な曲をありがとう🥺