【第4環 一意専心の三傑】
Pleiades Project
【第4環 一意専心の三傑】
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<当企画は営利目的での活動ではございません>
【第4環 一意専心の三傑】
『え!?初ライブ1週間後!?』
3人は驚きを隠せなかった。それは静寂なスタジオに入ってきた騒がしい子から聞いた話に驚いたのだった。
「この時期会場全部埋まってて急遽空きができたからチャンス!と思って取ったの!でも、まさか私たち仕事と被ってると思って無くて、大切なお仕事だから開けることできないの…お願い!!ちょっと早めになっちゃったんだけどお披露目ライブやってくれないかな?」口を出す隙すら与えない海老名の早口な説明。
「いや、草」と死んだ目をしながら言う春日野と
「え?馬鹿なの?」と責め立てる餅月、
「練習しなきゃですね〜」と前向きなのかマイペースなのかわからない幸村。
この3人に託してよかったのか、海老名——!?
まわりのスタッフは心配そうで海老名に何回も確認をとり話し合ったが大丈夫です!3人ならできます!の一点張りで困ったものだった。プロデューサーだからアイドルを信じたいこともわかるがそう上手くいかないだろうと誰しもが思った。
そして迎えたライブ当日。張り詰めた空気とファンからの熱気が漂っていた。誰も測れない未来をカバーするためスタッフ総出で準備をした。
「そんな顔でお客さんの前に出るんですか。顔の見えない人に届けるわけじゃない。目の前にいる人を笑顔にすること、それが大切。…これは先輩の受け売りです。」
「私は笑顔にするけど完璧に魅せる。見てもらう限りプロとして意識を持たないと。」
「誰かに届けばいいと思ってたけど…とりあえず楽しんで歌うよ〜」
ライブは無事に終了した。息の揃ったステップ、調和する歌声。心配は要らなかったようだ。プロデューサーが何故あんなに自信があったのかこのライブでたくさんの人が気づいた。
to be continued…
#Pleiades_Project_official
#ぷれぷろすとーりー
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