僕は目を反らされるのが嫌で 自分から目を反らす男の子です
ありったけの勇気で君の小さな手を握りしめた
(君は手を離されるのがこわくて 自分から手をほどく女の子です
ありったけの勇気で僕の手を握り返してくれた)
上手に伝えられないまま 言葉と言葉がすれ違う
はぐれた手と手はお互いに「さよなら」
という言葉を 選んでしまった
「いつもいっしょ」と二人で唱えた 風吹く丘は 僕らにとって
儚く途切れる夢のように 記憶の中で薄れてゆく景色になった
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